ヤンデレクラッシャー少女 【おそ松さん】

化ける学と書いて化学 ページ11

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波乱な英語を抜け出せば残りは2時間。
つまりは理系二科目。…眠い、相当眠い。

化学を受ける意味を本当に教えてくれ。化ける学と書いて化学とかそういうの要らないからこの授業なくしてくれないかな。化けるのはご飯がみるみるうちに美味しくなる塩おむすびだけで結構。

あ、どうせなら梅のおむすびも一緒に作って。


例えの意味がわからない？ごめんなさいね、私シャレの効いた例えなんか作れないの。






と、先ほどから愚痴をずっーと吐きまくってるのは隣にいるチョロ松先生が私の実験の代わりにやってくれているからだ。

彼いわく私の手が薬品によって汚れちゃ大変でしょ。らしい。いやすっごくどうでもいい。寧ろ私そういうのやりたいタイプなんだけど。

生徒の意見を受け入れないとは…実はチョロ松先生が子供説浮上しちゃったよ。






｢よし、薬品飛んだりしてない？｣


｢飛んでませんけど…私もやりたいんですが。｣


｢それは絶対駄目。そんな麗しい手に何かあったらどうするの？｣


｢いや別に麗しくもないけどね。私ばっかり贔屓にしてたらずるいと思うけど？｣





私の一言に固まりそして少しばかり考える素振りを見せる。

流石は予備軍Ｎｏ．1の称号を持つものだ。
真面目なところには及第点を与えてやろう。





しかし私の言葉を聞いて少し間の空いた時目線が穏やかなものから鋭い眼光へと豹変した。

…いや、たとえ今の時間が化学であっても今そんな化けは必要ないって…それ一番やっちゃダメなやつ。







｢…今までずっと黙ってきてたけど…本当は監 禁とか邪魔者消したりとかしたいんだからね…？今は仕方がなくこうやって必要も無い授業に出てるんだから。逆に感謝して欲しいよ。｣




…いや、なんで感謝しなきゃいけないの？
というか、そもそも教師として失格な言葉吐きまくりだけど。
黙ってたけどって言ってるけど魂胆いっつも丸見えですけど。





誰がこんな所で化学(豹変)スキルを上げろと言ったよ。
たしかに化けてたけどさ、裏表ありすぎてたけどさ。





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