第71話 ページ22
「髪‥？」
「チレッタと俺のところに来ていた時、貴方、髪が長かったじゃないですか」
その言葉に、ミスラの目の前で魔法を使っていた時は髪が長かったのだと推測が
できる。
「‥髪を伸ばしていたのは数百年前だな」
そのころに使っていた魔法など思い出せるはずがない。
厄介な要求を受けたものだな。と苦い顔をする
「アルシム」
ミスラの呪文が聞こえ警戒すると、自分の髪が伸びていく。
「‥は？」
「やっぱり、貴方はこっちの方が似合いますよ」
そういってミスラが微笑む。
「‥そう」
部屋を出て、奥に進むとミスラも黙ってついてくる
髪を手で後ろに流し、部屋を歩き回っていると
床に赤黒い染みがついていた。
「‥これは、兄さんの？」
当たり前だが真新しいものではない。
しゃがんで、染みをなぞる
「どうかしたんですか」
「いや…」
「それならそろそろ帰りましょう。
ここも名残惜しいですが。
また連れてきてくれるんでしょう？」
「‥勝手に決めるな」
そうは言ったものの、ミスラは城で暴れる事はなかったし
また連れてくるのも悪くはないかもしれない。
ここは、一人で来るには寂しいし、広すぎるから。
「髪、邪魔だな」
そういって消そうとするとミスラが眉をしかめる
「せめて、今日だけその姿でいてくださいよ」
ため息をついて、ミスラの我儘をきいてやることにした。
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乱数 - およ？79がないですよぉ…。 (2020年12月16日 2時) (
レス) id: caaaa82ffc (このIDを非表示/違反報告)
乱数 - あれ？賢者もしや夢主にこi((……フィガロさん許さないかとぉ★(恋したら多分消されちゃうよ？) フィガロさん落ちですよね……？ (2020年12月15日 6時) (レス) id: caaaa82ffc (このIDを非表示/違反報告)
乱数 - ﾋﾟｮｷﾞｬｯ()好きです(真顔) (2020年12月15日 6時) (レス) id: caaaa82ffc (このIDを非表示/違反報告)
香(プロフ) - いおりさん» ありがとうございます‥！結構長い作品なのにそういっていただけて嬉しいです。これからもよろしくお願いします (2020年12月3日 13時) (レス) id: cd3b1ceac0 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 読んでいて、手が止まりませんでした……。これからも楽しみにしています!! (2020年11月26日 17時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香 | 作成日時：2020年11月16日 22時
