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「“車”って速いね零お兄さん！」
降「そうか？」
「うん！
ちなみに空は飛べるのかい？」
降「…飛べないな」
降谷の自宅に向かう車の中
助手席で目を輝かせきょろきょろと車の中やら外の景色を見ている
「この世界ではみんな“車”と言う乗り物を使うんだね！
絨毯で飛んでる人が一人もいないよ！」
降「…むしろいたのか？」
「うん！いっぱい！」
降「…“いっぱい”」
「“車”って魔法で動いてるんじゃないのかい？
明かりとかも」
降「残念ながら魔法とは全く別のものだな」
「この世界は不思議だなぁ…！」
降「(君の方がよっぽど不思議なんだが…)」
初めて見るものばかりなのかあれは何かこれは何かと聞いてくる
どうやらずいぶんと好奇心旺盛な子らしい
そうしている間に
降谷の住むアパートに到着
降「ここが今日から君が住む場所だ」
一つの玄関の前に行き鍵を開け中に入るよう促す
「お邪魔しまーす…」
そう言いながらいそいそと部屋に入ろうとするライハーネフ
降「“ただいま”
だろ？」
「！」
しかし降谷がそう訂正を入れると
「た…ただいま！」
嬉しそうにそう言った
「わー！」
中に入るときょろきょろと興味津々に部屋を見渡している
降「とりあえずライハーネフは先に風呂に入って着替えだな」
「！お風呂！」
降「まさに戦をしてきた後の格好だからな…」
全体的に血やら砂やらで汚れてしまっていてボロボロだ
降「…傷に響きそうだが平気か…？」
「平気さ
慣れてるからね」
降「…嫌な慣れだな」
タオル 適当なシャツにズボンを渡し風呂場に案内する
降「シャンプーとリンスはそこにあるから…」
「“しゃんぷー”？“りんす”？」
降「知らないか
髪を洗うためのものだ
これがボディーソープ」
一通り風呂場の説明をし降谷は脱衣場を出る
降「(本当に何も知らないんだな…一人で放置していたら一体どうなっていたんだ…)」
シャワーに目を輝かせていたライハーネフを思い浮かべながらスーツから部屋着に着替え
上がってきた時傷の手当てがし直せるように救急箱を用意しておく
降「(今日の夕飯何にするか…
女の子が好きそうな食べ物は…
…あの子用の新しい食器も欲しいな
服も必要だし他には…)」
冷蔵庫の中から材料を出し夕飯の支度をしながら考える
降「…魔法使い…か」
これからの生活を
楽しみにしている自分がいた
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sou(プロフ) - マギ×コナンって異彩の組み合わせすぎてどうなるんだろって思っていましたが、すごく引き込まれてしまいました！！長編なのも嬉しいです！！ (2022年3月22日 19時) (
レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーくん - 待って、作者さんと、自分の設定した名前同じなんだけどw w (2021年8月28日 21時) (レス) id: 6d65fc1765 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すっごくおもしろくて続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年5月6日 22時) (レス) id: 412749cfeb (このIDを非表示/違反報告)
本の中の住人 - すごく面白いです。続きが気になります、ぜひ続きを書いて欲しいです。 (2018年11月7日 21時) (レス) id: 7e54d3b988 (このIDを非表示/違反報告)
はんこ。(プロフ) - マギの作品が中々無い中この作品を見つけて、まさかの大好きな名探偵コナンへのトリップもので大歓喜してます...。これからも応援しています！ (2018年7月3日 1時) (レス) id: 2ed72ca7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ | 作成日時：2018年4月22日 0時
