【銀魂】 腹黒少女の真選組生活２【沖田総悟】

【番外編2】夜桜 ページ37

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花見の日の夜

みんなが酔っ払い解散し、屯所も静かになった頃

あたしは一人

貴「屯所にも桜、咲いてたんだ…」

そう一言小さく呟き、縁側に座った


酔わない程度に一人で酒でも飲むか

そう思い、酒を用意し

銚子につごうとしたその時


沖「俺にも一杯くれや」

後ろから声が聞こえた


貴「…まだ飲み足りないのか？ドＳ野郎」


そう言うと、沖田はあたしの隣に座り

銚子をこちら側に向ける

貴「……ちゃんと頼めよ」

なんていいながらあたしは沖田と酒を酌み交わす


沖「夜桜っつーのもなかなか風情があらァ」
貴「沖田にも風情なんて言葉使えるんだ」
沖「どういう意味でィ」

そのまんまの意味だよ、と目を瞑りながら答える

沖「花見、初めてだったのかィ？」

沖田が静かにそう尋ねた

貴「まァ。あんな大勢で花見をしたのは初めてだ」

一人ならよくやってたんだけどな、と付け足すと

沖「そうかィ、これからは毎年恒例だぜ？」

そう言いながら妖しく笑う沖田

貴「…ここにこれて、良かった」

あたし真っ暗の中に綺麗なピンク色の桜を見つめながら呟いた

沖「…俺もオメーがここに来て良かったよ」

貴「やけに素直だな、酔ってんのか？」

ソイツの言葉に少しドキリとしながらボリボリと頭を掻いて尋ねると

沖「ちげェよ。いい道具が増えたっつーことだ」

またニヤリと笑う沖田

貴「そりゃどーも」

あたしは桜を見上げながら少し笑ってそんなことを言う




貴「また…来年も花見の後、一緒に夜桜見物してくれるか？」


なんてことを聞いてしまったあたしは酔っていたのだろう


沖「……あァ、付き合ってやらァ」




なんて言ってあたしの頭をぐしゃぐしゃと撫でる沖田は立ち上がり


沖「じゃ、俺もうねるから」

そう言って縁側を後にした




一人になったあたしは


真っ暗な闇にヒラヒラと舞い落ちる花びらを手のひらに乗せて

クスリと笑い、注いであった酒を飲み干し








貴「花見も捨てたモンじゃねーな」


一言呟いた


-fin-



えっとサド丸さんのリクエストで

「真選組でお花見」！


真選組以外に将ちゃん入っちゃってスミマセン

将ちゃんいないと盛り上がらないかなって((


文才欲しいよおお

長くなってすみませんでした！！


まだリクエストは募集しています、本編の間に書いていこうと思っているので、是非コメント下さい！
ここまで見てくださってありがとうございました
本編も更新していくので、これからもよろしくお願いします！

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