【銀魂】 腹黒少女の真選組生活２【沖田総悟】

66 それに答えることは ページ28

はぁっはぁ………

貴「ついた……ッ病院…」

『沖田ミツバ』プレートにそう書いてある

………待てよ？

あたしがここに入ったところでどうなるってんだ

ミツバさんに「貴女もう死ぬそうなんですね。沖田と土方さんと話してやってください」とか言うのか？

………ハァ、帰るしかねーか

なんであたしは走ったんだろう。何をしたかったのだろう

…折角なら沖田の弱みでも教えてもらうか

そう思ってあたしは部屋の中に入った

ｶﾞﾁｬﾝ

貴「すみやっせーん」

ミ「アラ、Aちゃん。来てくれたの？」

フワリと笑うミツバさんの姿。それは明らかに昨日より痩せていて

貴「…相変わらず女性らしいこと」

そんなことは口に出さず、皮肉を言う

ミ「Aちゃん、なんだかそーちゃんににてるわ」

貴「わあ何とも嬉しくないお言葉ありがとうございます」

そんなことをいうとまたウフフ、と笑うミツバさん

貴「………ホンット。"私が持ってないモンばっか持ってる"」

ミ「A……ちゃん？」

不思議そうな目であたしを見つめてくるミツバさん

貴「あ、あ……すみません。こっちの話です」

そう言うと、

ミ「私はAちゃんが羨ましいわ。男の子の中に入れちゃうんだもの」

困った顔で笑いながらそう話すミツバさん。イヤ、悪気はないんだろうけどね？それってどんだけあたしが男っぽいかっていう……

ミ「私の代わりに、これからも真選組………、そーちゃんの面倒を見てあげてね」

…………違う
あたしがこの人のこと苦手なのは、こういうところだ。なんだかすごく自分を下に見ていて、私なんかじゃ……と、一線引いているところだ

貴「………あたし、アンタの事嫌いです」

静かな声であたしはそう告げていた

ミ「A……ちゃん……？」

貴「何ですかその死亡フラグ。……アンタはあたしと違って女って思われてるんです。愛されているんです。……沖田にあんな顔させられるのってミツバさんだけだと思うんです」

あたしは低い声でそう話し続ける

貴「あたしはテメーの事が嫌いです」

そして、冷たくそう言い放った

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