【銀魂】 腹黒少女の真選組生活２【沖田総悟】

56 馬鹿は風邪に気づかない ページ18

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ﾌﾞｴｯｸｼｮﾝ!!!!!
ﾊｯｸｼｮﾝ!!!!!
ﾌﾍｯｸｼｮﾝ!!!!!

大きなくしゃみ三連発

貴「うるせェェ！！」

なんなんだどいつもこいつも！！！

土「クソッまさか落ちるとは思わなかったんだよ…」

沖「土方さんのせいでこのザマでィ」

貴「テメーらが馬鹿なことしなきゃ良かったんだよ」

昨日の遊園地の件のせいで馬鹿どもは全員発熱。結局あの後遊べなかったしもう嫌だ

土「クッソまさか俺が風邪引くなんて…」

沖「バカは風邪ひかないっていうのにねィ」

近「それは俺か？俺の事か！？」

「近藤さんは黙っててください」と言う沖田

つーかなんであたしがこのバカたちの看病係なんだ。そりゃ仕事もう終わったから暇だけどさ…

貴「ザキと二人で看病とかどんな天罰だよ」

山「椿さん心の声ダダ漏れなんですけど」

ホント最悪

山「椿さん無視ですか？無視なんですか？」

貴「黙れジミー」

山「八つ当たり！？」

同じ部屋に布団三枚引いて大の男を３人運ぶのすげェ大変だったんだからな…！

沖「椿ー腹へったー」

近「風邪引いた男にやるモンっつったらお粥だろーやっぱ」

口々に色々言う男たち

貴「うっせーなテメーらまとめて外に放り投げてやろーかクソが」

土「えっ何それ俺も？」

もちろん、と頷くと皆わかったのか大人しく寝始めた

貴「ったく……寝るまで時間かかりすぎなんだよ」

あたしはぼそりと呟き、部屋を後にした

山「椿さん、お母さんみたいですね」

山崎が話しかけてくる

貴「こんな子供いたら即捨てるさァ」

「ですねー」と、フワリと笑う山崎

貴「……なんだよニヤニヤして」

さっきから山崎の様子がおかしい。なんだかニヤニヤしてるっていうかフワフワ笑ってるっつーか…

山「あ、いえ……。なんか、椿さんって意外といいところあるんだなーって」

山崎はエヘヘ、と頭を掻きながらそういうのでびっくりした

貴「意外とっつーかいいところしかねーじゃん」

あたしは胸を張りながらそう告げる

山「いや、初対面の人にジミーとかいうくらいだからもっと怖い人なのかと…口も悪いし」

貴「いやだってなんか地味だったから。イケメン口調といいやがれィ」

睨みながら答えると

山「……で、どうするんです？」
貴「は？
あー、テメーお粥の作り方知ってる？」

少し照れくさいので目をそらしながら山崎に尋ねると

山「ハイ！女中さんも集めますね！」

笑顔で答える山崎にあたしの心はフワリと軽くなった気がした

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