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1話 ページ2

そんな話をしているレオナルド達の場所から遥か遠く、

アメリカの空港でハンバーガーを頬張りながらベンチに座るワンピース姿の少女が一人居た

「一人でどうしたのかな?お嬢ちゃん」

「迷子かな?」

二人の若く明るい感じの男性が話しかける

「...そうなの、実はお兄ちゃんが向かえに来てくれる筈なんだけどね?
お兄ちゃんずーっと来てくれないの...」

口をへの字にし、寂しそうに言う少女

「ああ、それならさっき妹を探してるお兄ちゃんを見かけたよ、案内してあげる」

「本当に!?ありがとう!!」

そして、少女はその二人の男性達へついて行き、空港を出る

暫く経った時、少女が言う

「あ、あの〜...お兄ちゃんは...?」

もうここは空港から遠く離れた路地裏である

「くくくっ...君のお兄さん何か知らないね」

「えっ...!!?」

男性の一人が下品に笑い、少女は驚いた表情をする

「大丈夫、君のお兄さんとは直ぐに会えるよぉ?だって____全員タヒぬからねぇ!!」

二人の姿は変わる、それはどんどん人間ではないものになり___

「ひっ.......!!!?」

この世のものではないような異形な肉体のエイリアン___宇宙人になった

「ひっ....いやああああああ!!!」

少女は走り、路地裏から路上へ行こうとする

「逃がさないよぉ!!」

「嫌あああああっ!!!!」

宇宙人の大きい手が、少女の背中を掴もうとしたその時...

「ぎゃあああああっ!!!」

もう一人の宇宙人から、叫び声が聞こえる

「何っ..!!!?」

振り返るとそこには___凍りついた宇宙人の姿が

「大丈夫かい?お嬢さん」

少女の方も少し怖い顔の男性に助けられたようだ

「はっ、はい..!!危ないですっ!!誰なんですかぁっ!!?あれ!!」

「あれは異界から来た宇宙人、君をさらおうとしていたんだ」

「そんなっ....!!お、お兄ちゃんはっ!!?」

「大丈夫、君のお兄さんは今他の人が探している」

「良かった...」

安心したのか、逃げまくって疲れたのか、少女は意識を落とす

「...さて、もう一人もやろうか」

少女を救ったのは「ライブラ」

このアメリカのHEを影で守る、者達である

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作者名:アリス | 作成日時:2015年11月13日 15時

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