★お酒 《さところ》 ページ9
えんどーまめ 様! ありがとうございます!
- 酔っちゃった、 -
*ころんくんの場合*
「ただいまぁぁ〜!ももかぁ〜!
早く来てぇ〜!!」
帰ってきた瞬間、駄々っ子になるのはころんくん。
行ってあげれば、すっかり出来上がってるご様子で。
「ぼくね、酔っちゃったぁ!
だからねぇ、ぼく、ももかになにするかわかんなぁい!」
にこやかな笑顔で恐ろしいことを言ってくるころんくん。
じりじりと私に近づいてきました。
「なぁに?ももかはぼくとそういうことするのいやなの?」
『いや、別にいやってわけじゃないんだけど…』
「じゃあいいよね?
………いただきまぁ〜す」
抵抗を虚しく、強引に唇を奪う彼。
いつもより長く口を押さえつけられて、酸素を求めて薄く唇を開くと。
ねじ込むように入り込んでくる彼の舌。
「んっ、可愛ぃ…」
アルコールが効いた舌が、私の舌と絡み合って、水音が響きます。
「ん〜、その顔、いいね、?」
口を離して、満足そうに唇を舐める彼。
「もうちょっと食べさせて、?」
貴方のもうちょっとは、全部じゃないの…?
*さとみくんの場合*
『さとちゃ〜、見てぇ〜!』
「あ〜!もうこんなに飲んじゃったのぉ〜?」
二人して宅飲みを始めて早二時間。
酔いが回ってきて、もう色々と限界な二人。
「ん〜、ももかの飲んでるお酒美味しそ〜」
『これぇ?おいしいよ〜、さとちゃも飲む?』
「ほしい、!」
はい、とお酒のコップを渡す貴方。
でも、彼は気にくわないみたい。
「ももかが飲まして、?」
混乱する貴方の口に、無理矢理お酒を流し込むと、飲み込む前に唇を押し付けてきました。
「んっ、っはぁ…、っぁ、ん」
『ふぅ、んっ、ぁっ、ゃあ』
水音が部屋に響いて、二人の舌が交わります。
アルコールが効いたほろ苦いお酒が、唾液と交わり合ってます。
「んぅ…。っはぁ、エッロ…。
その顔そそるわぁ…」
『んぅ、ばかぁっ!』
「ん〜?嬉しかったくせにぃ。
…っあぁ、酔い覚めたわぁ。
でも、俺もうちょっと飲みたいなぁ?
ももかの口から…ダメ?」
その顔使ったら、断れないの知ってるくせに。
やっぱり、策士だ。 ウチの彼。
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えんどーまめ 様!
リクエスト、ありがとうございました!
さて明日は、スペシャルなお話が6本、
投稿されるとかしないとかっ……!?
楽しみにしてろよ(イケボォ)
(^ω^)
2月13日 旭
★ Happy Valentine 莉犬くん→←★お酒 《ななじぇる》
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作者名:旭 | 作成日時:2020年2月10日 19時