★配信中 《信号機組》 ページ5
つき 様！ ありがとうございます！
- ちょっとお邪魔しま〜す -
＊莉犬くんの場合＊
「あー！死んじゃ、あぁぁぁ！」
配信部屋から聞こえてくる彼、莉犬くんの叫び声。
配信をしている彼のもとに、今日は少し意地悪で入ってみたいと思います。
かちゃっ、とドアを開けると配信に夢中になっているのか、こちらに気付かない彼。
トントンと肩を叩くと
「ぇ、？うゎぁぁ！」
お化けを見たくらい驚かれてしまいます。
ホラーゲームをやっていたのか、予想以上の反応。
「ご、ごめん！俺ちょっとお手洗い！」
リスナーさんに断りを入れると、
「ももか来ちゃったの！？
すぐ終わらせるから、もうちょっと待ってて」
近くに座らせると、配信に戻ってしまった彼。
少し怒られちゃうけど、最終的にそばに置いてくれました。
配信が終わった後は、たくさん構ってくれます。
「お化けが出た時より驚いたんだけど…」
＊るぅとくんの場合＊
「いらっしゃい、わこるぅと〜。うんうん、今日は雑談枠ですよ」
お話ししましょうツイートをしていた彼は、配信を始めています。
でも、私だって寂しいのです。 ちょっと悪戯しちゃおう…。
配信をしている間に、少し部屋に入ってみよう！
ということで、そろっと部屋に入ると、
「(えっ！？)」
気配で気付いたのか、私を見て目を見開きます。
口パクで、な・ん・で・い・る・の・？と。
構って欲しかった、と言うと、
「……あー、やっぱり今日は9時までにしようかなー」
配信を終える時間を変えてくれます。
でも終わった後は、少し怒られます。
「バレてたら危なかったんですよ！？
気を付けてくださいね。
心配なんですから…」
＊ころんくんの場合＊
配信中に飲み物と一緒に部屋に入ると、顔を引きつらせます。
「ごめん、僕トイレ！」
リスナーさんに了承を得ると、私に向き合います。
「なんでここにいるの！？ダメでしょ入ってきちゃ！
配信中だから、出てって！」
飲み物を受け取ると、部屋からポーイ。
追い出されてしまいます。
ショックで、部屋で蹲ってると配信を終えた彼がやってきます。
「ごめん。強く言いすぎた。
でも、配信中に入ってきてバレたりでもしたら、僕…」
優しく抱きしめてくれます。
私もごめん、と謝ると、
「今度、リスナーさんに発表しようか」
いつでも入れるように、と彼なりに考えを出してくれます。
「彼女なんだしね」
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作者名：旭 | 作成日時：2020年2月10日 19時
