甘々苺と恋しません？３

★グループ海デート　　ころんくん ページ37

とーふ 様！ ありがとうございます！

- 今は夏！今は夏！ -


　今日の当日まで内緒にしてた水着。

　彼、ころんくんの前に見せると、

無言で連写されました。

『怖いよ。消してよ。今すぐ』

「え〜？だってそんな水着

　着てるのが悪いんじゃん？」

『お願いだから本当に消して！！』

　待ちうけにしーちゃお。

　とか言ってるころんくんから、

　本気でスマホを奪う私。

「ぁぁあ！？ちょっとやめてよ！！」

『それ私のセリフ！！』

　バースト………156枚！？

『きっ…………しょ』

「あれ流石の僕でも傷つくよ？？？」

　まとめて写真を消すと、ころんくんは

泣いていた。

「なぁんで消すのーー！！！

　僕の家宝ぅぅぅー！！！

　いやだあああああ！！」

　正直言って、うざい。

　なんだこいつ。

　なんで成人男性が海で泣きながら

駄々捏ねてるの？

　怖いよ。

　私だったら避けて通るよ。

「消さないでーー！！」

『ああもう煩いな！！

　どうせ知らぬ間に盗撮するんでしょ！？

　違う！？』

「いやそうだけど……。

　消さないでーー！！！」

　なんだこいつ。(二度目)

「まぁまぁころん。

　落ち着きーや。あとでまた撮らして

　もらえばいいやろ」

「ジェルくん…。そうだね。

　あとでまた撮らせてもらう！」

『一眼を持つな一眼を』

　そんなに水着が好きかね。

　ころんくんはまぁ女の子好きって

言ってるけど、別に夜の街にわざわざ遊びに

行くような人ではない。……はず。

『ころんくん』

「なぁに？」

『そんなに女の子の水着好き？』

「え、うーん……」

　腕を組んで真剣に悩み出すころんくん。

　少し悩んだあと、あっ、と顔を上げて、



「ももかの水着姿なら好き！」



　いっつもツンのくせに、

こういう時だけ素直。

　まぁ、こういうとこも好きだけど。

「あれれれ？

　ももかちゃん照れてるんでちゅか？

　可愛いでちゅね？あれれれれ？」

　………やっぱ嫌いかも。

　照れた顔から真顔になった私が

わかったのか、ちょっと焦り出すころんくん。

「ご、ごめんて！

　照れてるももかも好きだから！！

　ねぇ〜怒んないでってば！！

　ももか〜！」

　まぁ嫌いになれないけどさ。

　海、楽しみますか！！






　 fin.


猫猫的宇宙論……。

可愛いんですけど。

あれは本当に成人男性ですか？？

鬼リピしてます！！

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