甘々苺と恋しません？３ (ページ36)

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★グループ海デート　　るぅとくんページ36

とーふ様！ありがとうございます！

- 今は夏！今は夏！ -

‘おぉ～！’

　青い海を目にして、歓喜の十二人の声が

響いた。

　今日は彼氏のるぅとくんの友達と、その

彼女さんたちとグループデートです！

　全員とは前にも遊園地に行ったりしたから、

仲はいいはずだけど。

　しかし、海に来たのは久しぶりだなぁ。

　前に来たのって確か、

「僕とのデート以来ですね」

『あ、るぅとくん』

　そうだよ。

　インドアのるぅとくん引っ張り出して

連れてきたのが海だった。

　懐かしいなぁ。

「あ、ももかちゃん。

　女子達みんな更衣室入ってますよ？」

『え？あ、』

「ももかちゃーん！！

　早く着替えよー！」

　振り返ると、さとみくんの彼女さんが

こっちに手を振っていた。

「じゃあまた後で」

『うん、またね』

「あ、そうだ」

　グイッと手を引っ張られて、るぅとくんの

方に引き寄せられたかと思うと、

「ももかの水着、楽しみにしてるから」

　なんて囁かれて。

　顔真っ赤にしてたらとんっと背中押さ

れて期待しないでね！と叫んだけど、

ニコニコ手を振るだけだった。

　更衣室に入るとみんなもう着替え始めてて、

なーくんの彼女さんのお隣に荷物を置いた。

「ももかちゃんは、どんな水着？」

『あ、るぅとくんに選んでもらったやつ。

　だから、まだ見てないんだよね』

「え！そうなの？じゃあ早く着なきゃ！

　それで早くるぅとくんに見せよう！」

　そういうと、私以外の女の子たちが

周りに群がってきて、色々言いながらも

私を可愛くしてくれた。

　終わると、彼女組み全員で彼氏の所に。

「「「「「「どうだー！！」」」」」」

　全員、無言で連写。

　数十秒後、満足したのか、るぅとくん

がこっちにきた。

「ももかちゃん」

『るぅとくん、』

「可愛い。やっぱり、僕が選んだ通り！」

　太陽な笑みで言ってくるから、

意外と露出度の高いこの水着を

選んだことも許せちゃう。

「でも、」

　その途端、私の首に顔を埋めて

きて唇でヂュッと。

「んぅ、はぁっ。

　綺麗についた」

『な、なにやってるの…！？』

「今日一日、変な虫(男)が

　寄り付かないように。

　虫除け…ね？」

　恭しく笑うるぅとくん。

　不覚にもドキッとしてしまって。

　かっこいい。

「るぅとやってんなー！」

　からかわれてたけど。

　さ、楽しみますかー！

　 fin.

メロンパン美味しい。