★追いやれ 《さところ》 ページ26
ななの 様! ありがとうございます!
- 欲求不満? -
*ころんくんの場合*
「は??」
その一言に全てが詰まってます。
え浮気?
なんでさとみくんと?
僕じゃダメだった?
何がダメだった?
ていうかなんで家でやってんの。
彼の頭の中にはぐるぐると疑問が浮かんできます。
でもそんな疑問を打ち消すかのように、キスをしようとしている相手の胸ぐらを掴み上げます。
相方だろうと関係ありません。
貴方が危ないと感じたら、本能的に動いてしまうんです。
「やめてよ。ももかになんかしたら、僕たとえさとみくん相手でも許さないよ??」
初めて見るくらいに滅多な彼の怒り顔。
完全に目は相方さんを睨んでます。
「ねぇももかに謝ってよ。
土下座してくれてもいいんだよ??」
相方さんが謝ると、
「そんなもん?まぁいいや。次やったら殴るからね?僕も」
人睨みするといつもの笑顔に戻って家から追い出してしまいます。
「さてと……」
邪魔者を退治したら次は貴方の番。
きっちりかっちり全て洗いざらい話します。
「ももかもあのままだったら危なかったんだよ。わかる?」
『うん…』
「だから護身術教えてあげる」
その途端、さっきと似たような体制になって手を肌に滑らせてきます。
「ほら、抵抗しないと。ここも触られちゃうよ?ん?」
いつの間にかすっかり彼の手の中で踊らされてしまいます。
*さとみくんの場合*
「何してんだよ、ころん」
ドッキリという名目で彼の親友に手伝ってもらった今日の企画。
帰ってきたら彼女が追いやられていたら〜!なんて軽い気持ちでやってたけど。
彼から出たのはドス黒い低い声。
『ぁ、さとみく、』
か細い声を出して彼の名前を呼ぶと、今にも泣きそうになる彼。
「俺じゃ、ダメ…だった、?」
気まずそうに顔を背けると、ヒュッとさとみくんが息を飲む声。
「別れようか」
さとみくんの顔を見ると、とっても辛そうで。
ころんくんが体を離すとさとみくんの元へ走ります。
抱きしめようとすると拒まれてしまうので半ば強引に。
『ごめっ、これ。ドッキリ!』
離せともがく彼にそう叫ぶと、動きが止まります。
数秒後ころんくんを追い出すと、貴方を寝室へ連れて行きます。
「誰のものか体に教え込んでやるよ」
泣いた彼にはどんな代償を支払いましょうか?
「俺を怒らせた罪は重いから。
たっぷり時間かけてお仕置きだね___?」
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作者名:旭 | 作成日時:2020年2月10日 19時