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★猫 《さところ》 ページ24

くろねこ。 様! ありがとうございます!

- にゃぁ!?(なんじゃこりゃ!?) -


*ころんくんの場合*


「は??猫?」
 ソファーでお昼寝してたら猫になってました。
 作業が終わったのかリビングに来た彼。
 貴方を見るなり目を丸くします。
 困惑しながらも頭撫でたり、喉を撫でてあげたり。
 それから彼は貴方に電話をかけたんですが、まぁ猫なので出れません。
「えぇ〜?おかしいなぁ…。 ちょっと待つか〜
 …ん?お前、ももかのこと気になるの?」
 気付いてほしくて彼の手にすりすりと頭を擦り付けていると、何やら勘違いしてしまった彼。
「ももかはねぇー」
 なんて言って、ももかのいいところを語り出します。
「可愛くてー、気遣いができてー、優しくてー、ナイスバデ○でー」
 最後に余計な一言が聞こえたけど、褒めてくれたから良しとしよう。
 すると急に体が熱くなりました。
 熱に耐えきれなくて意識を手放すと、次に目が覚めた時には元の姿に。
 目の前には彼。 顔は真っ赤。
「ね、猫ってももか…?」
 頷くと、顔をもっと真っ赤にさせて照れ隠しなのか
「さっきの嘘だから!バーカ!!早く言えよな!」
 なんて言って離れていきました。
 猫になったのは嫌だったけど、彼の本音が聞けてよかったかも…?


*さとみくんの場合*


「あれ?猫が一匹多い。…誰だ、お前?」
 夜、突如強い目眩に襲われて倒れた貴方。
 起きたらマンチカンの子猫になってました。
 これには彼もびっくり。拾ったわけでも買ったわけでもない。
「え?ももかー、子猫がいるー」
 貴方を呼びますが、返事はなし。だって猫になってるんですもん。
「ももかー?どこいるんだー?
 ……いないな」
 みゃ〜ぉ。
 一鳴きして、彼の足元にすりすりすると顔を綻ばせる彼。
「里親見つかるまでって言ってもなぁ。
 お前、名前はっと」
 運良く首輪がついていた貴方。
「えっ……。ももか?」
 少し考えた後にはっ!と何かに気づきました。
「待って。こんなこと思いたくないけど。
 お前、ももかか?」
 そうですそうです!
 肯定するようにみゃあみゃあ鳴くと、顔を顰める彼。
 ため息をつくと、絶対に戻ると信じて貴方のお世話をしてくれます。
 だから戻った時の喜びは凄いです。
「お前さぁ、あんま心配かけんなよ…」
 死ぬかと思った…ぼそっと呟く彼。
 不安に押しつぶされそうだった彼を、慰めてあげてください。

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作者名: | 作成日時:2020年2月10日 19時

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