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数学科準備室 ページ2

『っ…はぁ、』






夕陽の射し込む数学科準備室。




その教室には鍵がかけられ、もはや本来の使い方はされていない。





＿＿



『せんせー腰いたい』


松村｢うるさいなーもう｣





さっきまで身体を重ねていたのになんだか冷たいこの男は私の恋人ではない。






ただの数学教師、松村北斗26歳。





松村先生は私の唇に自身の唇を重ねて私を黙らせた。








『ん…先生、ありがとね……』









私は別に、松村先生のことが好きで学校でこんなことをしているわけではない。
ただ、色んな偶然が重なってしまったんだ。

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作者名：らぎ | 作成日時：2021年2月23日 2時

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