einhundert sieben und sechzig ページ40
そっか…
ミカくんが凪くん無しでも勝ちたいと願う様に、凪くんもずっと世一くんに勝ちたいって思ってきた訳だもんね
勝てないと思った”いつも“のプレーを変えに来てたっておかしくない
めんどくさい、でしてこなかった事を今改めて学んでるんだ
しかも、マンシャイン・Cには
興味がある対象になら、分析・研究には手を惜しまないだろう
相手はあの凪くんだ、アギさんが興味を惹かれないわけが無い
『お、雪宮くんナイスガード』
いやぁ、今のプレーエグかったね
あの強打性のパスを
それを警戒して前に出た雪宮くんも、”泥臭さオシャ“だったね
…不和があろうと一方的に嫌われていようと、私が自分がすごいと思ったプレーはちゃんと認める
認められるべきプレーには、必ずその人の努力があると思うから
でも、なんだろう…
今の彼を見てると、ほんの少しの違和感が…
なんであんなに焦ってるんだ…？
死にものぐるい、って感じ
「今の攻撃、100点満点中8点！」
ん？
………まぁ、言われてみたら
凪くんが一から始めたことに目が向いてたけど、アギさんだからっていう甘えがあったかな…
ちょっと雑に見えた
でも、それをこの場でやるって…
なんか、すごいな
度胸？世界に見られてる試合なのに、躊躇なく思い通りの事を試せるんだ…
アギさんが保護者みたいに見えてきた…
ミカくんはシッターさんだね
次はマンシャイン・Cのコーナーキックで始まる
キッカーは千切くん、彼はボールコントロールも上手いからね
来るなら精度の高いカーブキックだろう
何をするかわからない凪くんに目が行きがちだけど、この状況…
脅威となるのはアギさんだ
恵まれたリーチの長さに身体能力、
皆がそう思ってその周囲に集まる
個人的に、その考えすら囮になる可能性もあるけど
……心配ないか
そのこと見越してポジショニングしてるし
案の定、ってところかな
千切くんのキックは低い弾道
大多数が警戒していたジャンプではなかった
その弾道につられて、世一くんはシュートコースの妨害に入った
ダメだよ
「クソ早計」
『早計だね』
お兄には見えてたでしょ？
あでぃしょなるたいむ 2−1→←einhundert sechs und sechzig
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白昼夢(プロフ) - らむねさん» 以前もコメント送ってくれた方ですよね！そういったコメント貰えるだけで書く気力になっています！頑張ります！！ (2023年3月24日 12時) (
レス) id: 5ec7d98280 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 続編おめでとうございます！！この小説ほんっとうに良きですね・・！無理しない程度に頑張ってください！！ (2023年3月24日 8時) (レス) id: 41465224bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白昼夢 | 作成日時：2023年3月24日 1時
