einhundert neun und vierzig ページ17
…ぇ……
『お兄が、素直に褒めた…？』
「さっきもちゃんと口にしただろ」
『や、アレは“よく俺に下ってくれたな”的な意味だと思ってたから…』
私のパスについての感想だったんだ…
『じゃ、じゃあ私
ちゃんとお兄の役に立ててるの…？』
「だからそう言ってるだろ
全く…俺の妹はクソ心配性ねぇ？」
だってあの時からずっと、私が頑張ってるの迷惑なんだとばっかり＿
サッカーボールに触るのも、マネージャー業の勉強するためにBMの練習に着いてくのだって嫌な顔してたから…
だから“今に見てろよ”って…
”私だって出来る“って事証明する為に＿
『い、いつから！？』
「あ？何が？」
『私が、役に立ってるなぁ…って感じたのはいつからのお話ですか！』
「んなもんずっとだけど？」
『タイミングはいつかって聞いてんの！』
「だから”ずっと“、お前が生まれてから」
…そ、んな前からなの…？
うそだ、
だって生まれたばっかなんて、私クソの役にも立たないじゃん
お兄ちゃんは価値ないものを側に置くような人間じゃない…！
こっちの混乱を鎮めるみたいに
さっきとは違って壊れ物でも扱うみたいに、そっと抱きしめてきた
「弱っちくて泣き虫で
誰かが守ってやらなきゃ死んじまいそうなくらい、小さくて柔い
お前がベッドで寝込んでようが、泣いて縋って来ようが
役立たずだと思った事は一度も無い
“
お前は俺の、クソ可愛い妹だよ」
『…ぁ……うぁぁ…』
「んー？どうした、顔が赤いぞ？」
…何が“どうした”だ、白々しい…
ニヤニヤすんな！
原因わかってて言ってんだろバカ
じゃあ何だ、私今まで八つ当たりでお兄にくだらない事してたの…？
わざと心配かけさせる様なことしたり…
お兄ちゃんの言う事、聞けるのにわざと突っぱねたり…
「お、何だ…？
急に甘えたになって」
ちがう…
『…これは甘えてるんじゃない
勝手に勘違いして良くない事沢山したから…
私からのハグで許して…クダサイ』
お兄曰く“弱っちい“らしい私の全力でぎゅっとしても、苦しそうな様子を見せない
くそ…
『でも！世界一のストライカーの誕生を目にするって夢はもう曲げないから！
それがお兄でも、違う人でも！』
お兄の意見も聞くようにするけど実現するまで
”もう辞めろ“だけは絶対聞かないから！
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白昼夢(プロフ) - らむねさん» 以前もコメント送ってくれた方ですよね！そういったコメント貰えるだけで書く気力になっています！頑張ります！！ (2023年3月24日 12時) (
レス) id: 5ec7d98280 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 続編おめでとうございます！！この小説ほんっとうに良きですね・・！無理しない程度に頑張ってください！！ (2023年3月24日 8時) (レス) id: 41465224bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白昼夢 | 作成日時：2023年3月24日 1時
