einhundert sechs und vierzig ページ14
「勝つことが全てだバスタード・ミュンヘン
俺の
2−1で相手はマッチポイント
こっちが負けてるけど、ノアさんなら取り返してくれるだろうっていう信頼感あるよね
攻守反転して始まると、ボールはノアさんからお兄を経由してネスくんに渡った
マスターが入った今、このフィールド上で私は主役を輝かせる為のサブキャストだ
一番合理的なパス経路を
最短で的確なルートを確実に進んでいくノアさんの前にラヴィーニョさんが出てくる
「ガッチーン！全員退けバルチャ
総動員でゴール前固めろ！エブリバディ！」
マズイと判断したのか指導者から指示が飛ぶ
…けど、そんなので止まるノアさんじゃない
DFラインを抜いてシュート、かと思いきやそれはフェイク
右脚でボールを自分に引き寄せた
ラヴィーニョさんのショルダータックルの勢いを利用して左脚でボールの芯を正確にミートする
そのままGKの手に触れる事も無く、一直線にゴールに入った
これによってスコアは2−2で並んだ
両指導者が1点ずつ取ったところでスターチェンジシステムの3分間が終わったみたい
「出ろ國神錬介、俺と交代だ
生で観た俺の動きは
ありゃ…
『マジか、予想クソ当たってんじゃん…』
「先程から考え込んでいる様子だが、どうかしたのだろうか」
『おわぁ！！？』
びっ…くりしたぁ、グリムくんか
急に後ろから声掛けてこないでよねぇ…怖いから
や、別に“グリムくんが”怖いって訳じゃないんだけどさぁ…
防衛本能的なアレが働くじゃん、ね？
『あー國神くんについての説明ってなんかあった？』
「いや、そういったのものは特に…
認識としては…
一度は監獄内で勝負に敗れたものの、執念深くも這い上がってきた男
といったくらいかと
おぉ、死してなお脚光を浴びようとするのは執着か、信念か…
能力を上げて他を引き摺り下ろさんと＿＿」
あーあ、グリムくんが自分の世界入っちゃった…
こうなったら私にはどうも出来ないや、BM主要メンバーの中じゃ話通じて比較的マトモ枠なんだけどなぁ〜
でも取り敢えず、國神くんについての情報はチーム内で解禁されてないのは分かった
世一くんと國神くんにとってはこの1点が、次からの活躍が掛かった最後のチャンスだね
einhundert sieben und vierzig→←einhundert fünf und vierzig
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白昼夢(プロフ) - らむねさん» 以前もコメント送ってくれた方ですよね！そういったコメント貰えるだけで書く気力になっています！頑張ります！！ (2023年3月24日 12時) (
レス) id: 5ec7d98280 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 続編おめでとうございます！！この小説ほんっとうに良きですね・・！無理しない程度に頑張ってください！！ (2023年3月24日 8時) (レス) id: 41465224bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白昼夢 | 作成日時：2023年3月24日 1時
