天使は檻の中に【ブルーロック】

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なんとか無事に…無事に？計25チーム分の挨拶が終わった


人間的なキャラが濃すぎないかな、ここに選ばれた人たち




めんどくさいって言って速攻で寝た白い人(凪誠士郎)、と姫プしてた紫の人(御影玲王)

かかと落としして同じチームの人に怪我させてた褐色肌の人(士道龍聖)

暴言がすごい関西弁の人(烏旅人)




しかもそういう人に限ってサッカー上手いからなぁ…





やっぱり個性が大事なのかな？





いまは入寮テストの結果や今選手たちがやってる体力テストの状況を加味しながら、失格した25名を抜いてもう一度分析

ランキングをなおしている。







「ラファエラさー原石共の名前いちいち確認してるけど、あれなんで？アイツらが来る前に分析したから覚えてるはずだよね？」


私は3日の内に全員分終わらせようと必死にやってるのに、なんて事ないようにモニターを眺めてた絵心さんが話しかけてくる


『絵心さんは私のことAIロボットかなんかだと思ってるんですか〜

300人分の顔と名前なんて、一回見たくらいじゃ覚えられないでしょ？普通さ』



「選手のことになれば、お前ならできそうだから言ってるんだよね。

第一、今残ってる275人分の情報は頭ん中入ってるでしょ」



絵心さんって結構人の事見てるな…

『私の事よくお分かりで。でも入寮で確定25人落ちるのがわかってたんですよ？そこに私がマネジメントする余地とかなかったですし、その人数分のリソース初めから他のものに使ってた方がマシっていうか…

ま、合理的じゃないですか？』




「合理的、バスタード・ミュンヘンのチーム理念だな。一年間近くで見てた影響かお前の兄貴に教わったか…


まぁなんにせよお前のその狭い思考回路で原石共の思考を衰退させるなよ、視点は違えど世界を見てきたお前だから選んだんだ」




無意識に、思考が馴染んでいた国の合理性という方向に向かっていたみたいだ。



確かに合理性、効率は追い求めれば大半のものの最適解になり得る

一方それは常に最短ルートを求めることで、回り道によって得られたかもしれないなんらかのことを放棄すると言うことになる。




ここは青い監獄(ブルーロック)世界一のストライカーを誕生させる選手たちの成長の場


彼らを近くで見る私が停滞することで少なからず悪影響を与えてしまうかもしれない…

私もここで成長するために来ているんだ、全てはお兄を見返すために






『分かりました、気を付けます』

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