34話 ページ7
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今日はいやに、日差しが照りつけていて
午熱にうだりながらも僕は、通りすがった森に立ち寄ったんだ。
この暑さから逃れるために、目に付いた森林が涼しげに見えたから、ちょうどいい木陰でも見つければ涼を取れると思ったから。ここを選んだのには別に何てことない理由だ
「……」
でも、それ以外にこの森の中に、僕の直感がなにかを感じ取った。
とか、信憑性に欠けた曖昧な理由も含まれていたりして
「……まぶしいな、」
とにもかくにも、日本晴れの眩しさは実に鬱陶しくて、照りつける日差しを回避しようと僕は森林の奥へと足を踏み入れた
案の定木々が日照りを遮り、木漏れ日こそ差し込んでいたものの、日差しと温度を遮断したこの森の中は外より断然涼しくて、気分的にも楽になった僕は更に奥地へと進んでいった。
「(奥に行けばもっとすずしいかもしれない)」
進めば進むほどに、連なり立ち並ぶ木の量も目立ちはじめたが何故か周りの明暗は入り口と大差なく、その景色を一回り見渡しつつ僕は、一旦足を止めた
「す、くあーろさん……」
不意に聞こえてきたんだ
その声が。
咄嗟に背後を振り返った僕は、第三者の人の声、そしてその声が発した聞き捨てならない単語に耳を疑った。
……スクアーロ……
たしかに、スクアーロと言った。
ヴァリアーの雨の守護者であり、剣帝として名を馳せたスペルビ・スクアーロの名前を。
「…君にも、聞こえたかい。
ファンタズマ」
頭上のトカゲに語りかけながら、僕はその発信元を再び視認した
木々が覆う静まり返った森の奥で、
見覚えのあるヴァリアーの隊服を羽織りながら、
無防備に寝入った黒髪の女。
寝言か意図した言葉か、その名前を口にした。
……誰だろう。見覚えはない、
ヴァリアーの隊員だとすれば、新入りか。
いや、というよりも。
ここに、日本にヴァリアーが来ているとすれば、
「……ムム、厄介だな」
……どうしたものかな。
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痛川(プロフ) - 栗鼠さん» マーモンついに登場です！ｗ少し早めの登場ですが喜んでいただけてよかったです！！これからの夢主との絡みにご期待ください！ｗｗコメントありがとうございましたー！！ (2016年5月18日 14時) (
レス) id: 3296abab39 (このIDを非表示/違反報告)
栗鼠 - うおあああああ!!!マーモンンンンン!!!有難うございます!更新頑張って下さい! (2016年5月16日 22時) (レス) id: 3cc3d28424 (このIDを非表示/違反報告)
痛川(プロフ) - 甘楽さん» コメントありがとうございます！とっても励みになります♪マイペースながらこれからも頑張っていきますのでどうか生暖かい目で見守ってやってください！()ありがとうございました♪ (2016年5月16日 5時) (レス) id: b6566fa66f (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - 凄く面白いです！ これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2016年5月15日 7時) (レス) id: a1f14867d1 (このIDを非表示/違反報告)
痛川(プロフ) - 栗鼠さん» 栗鼠さんありがとうございますー！前作では大変参考になるコメントをいただき、誠に感謝しております♪近々登場予定のマーモンちゃん、展開に是非期待してくださると嬉しいです！←コメントありがとうございました♪ (2016年5月8日 14時) (レス) id: b6566fa66f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：痛川 | 作成日時：2016年5月7日 12時
