32話 ページ5
そんなこんながありまして、
無事に日本にたどり着きました私達ヴァリアー一行。
なんて、
目的はミルフィオーレに攻撃をしかけることなのに、そんな和やかな紹介は不釣り合いだとも思う。しかししょうがない。
何せここまで平々凡々に飛行機で来てるのだから、今の私たちに緊張感や畏怖を求めてはいけない気がするんだ。
楽しくいきましょう楽しく。
これ以上ないほど真面目な顔で作戦を説明しているスクアーロさんはこの際思考の外に絆しておくとしよう。
「……ベル。てめーは三階窓から侵入しろぉ。ミルフィオーレのカス共は見つけ次第全て殺すつもりでなぁ」
「しし、言われなくても全員やるっての」
「フランてめーは裏口からだ。ベルと同じく、視界に入った敵は抹殺しやがれぇ、いいな？」
「りょーかいですー」
「……A、てめーは今いるメンバーの中じゃ一番経験が浅ぇ。とりあえずは俺に着いてこい、足りない戦闘経験はここで培っていけ。
……う゛ぉおい！！聞いてやがんのかカスがぁ！！」
「あ、すいません。藪蚊と格闘してたんで聞いてませんでした」
「この真剣な空気の中どこに意識を向けてやがんだぁあ！！
いいからさっさと叩き潰せぇ！！」
「おぉ、虫を殺す猶予は与えてくれるんだ。」
「しし、何出撃前に馬鹿やってんだか」
「その馬鹿とは約一名、いや約一匹の鮫の事を指してるんですよね、ベルさん」
「う゛ぉおい！なんで無関係の俺一人固定だぁあ！！！」
「そーだし、馬鹿かA。
二人纏めてに決まってんじゃん。」
「えー、心外。」
「だから俺が何故その括りの中に入れられてんだぁ！！！！」
「作戦隊長ー、鼓膜が臨終しますー。音量さげてさげて」
「そーだよ、そんでさっさと話続けろ。」
「全く、何馬鹿な事一人でやってるんですか。スクアーロさん待ちですよ。」
「……てめぇら……
…
チッ、とにかく作戦をもう一度確認するぞぉ。第一に、……」
「待って、何故私だけ今睨まれたんだろう。」
「恨みの矛先だからだろ、しし」
「うん、ベルさんも少なからずは例外じゃないはずなんですけどね。」
「……こんなんで、逆に殲滅されなきゃいいですけどねー」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
痛川(プロフ) - 栗鼠さん» マーモンついに登場です！ｗ少し早めの登場ですが喜んでいただけてよかったです！！これからの夢主との絡みにご期待ください！ｗｗコメントありがとうございましたー！！ (2016年5月18日 14時) (
レス) id: 3296abab39 (このIDを非表示/違反報告)
栗鼠 - うおあああああ!!!マーモンンンンン!!!有難うございます!更新頑張って下さい! (2016年5月16日 22時) (レス) id: 3cc3d28424 (このIDを非表示/違反報告)
痛川(プロフ) - 甘楽さん» コメントありがとうございます！とっても励みになります♪マイペースながらこれからも頑張っていきますのでどうか生暖かい目で見守ってやってください！()ありがとうございました♪ (2016年5月16日 5時) (レス) id: b6566fa66f (このIDを非表示/違反報告)
甘楽 - 凄く面白いです！ これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2016年5月15日 7時) (レス) id: a1f14867d1 (このIDを非表示/違反報告)
痛川(プロフ) - 栗鼠さん» 栗鼠さんありがとうございますー！前作では大変参考になるコメントをいただき、誠に感謝しております♪近々登場予定のマーモンちゃん、展開に是非期待してくださると嬉しいです！←コメントありがとうございました♪ (2016年5月8日 14時) (レス) id: b6566fa66f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：痛川 | 作成日時：2016年5月7日 12時
