ご近所さんの不良さん達２【東京卍リベンジャーズ】

46．見舞い ページ9

*




｢見舞いに来てやったぞー。｣

｢来てやったぞー！｣



総合病院へAとハルを連れて場地の見舞いに訪れた。後ろから刺されたものの場地のタフさと致命傷は避けられた事、応急処置なんかが良かったのとで一命を取り留めた。

目を覚めた時にはお袋に過去一で叱られたそうだ。当たり前だな。



｢俺の次はお前かよ。｣



かく言う俺も8・3抗争で病院の厄介になってるので強くは言えないのだが。病室を開ければ先客に千冬がいた。その横ではペヤングを頬張る場地。



｢何だ元気じゃん。帰っていい？｣



病院服ってこと以外はいつもと変わらない光景に心配して損した的な感情を抱く。まぁ、その病院服の下は包帯でぐるぐる巻きになってるんだろうが。



｢ケガしてるのにそんなにペヤング食べていいの？傷口からペヤング出てこない？茶色い血出てこない？？｣

｢うるせーガキだな。｣

｢場地圭介くんの血はきっとペヤングの香り。｣

｢サイコパスじみた事言ってんじゃねェ！｣




小学生相手にムキになる。それだけの元気があれば心配は要らないだろう。目の前でやいのやいのと騒ぎ始めるこいつらに呆れてものも言えない。そんな光景を千冬も苦笑いで眺める始末だ。



｢おめぇらここ病院だぞ。静かにしてろ。｣

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