ご近所さんの不良さん達２【東京卍リベンジャーズ】

71．素質 ページ34

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そのタイマン(仮)は今度の日曜日の公園でやるらしい。今日は月曜日だからそれまで1週間ある。学校を抜け出した3人が向かったのは佐野家の道場。やる気に溢れてる2人を入り口で眺める。傍から見たら兄妹みたいだな。

マイキーも自分に弟子が出来て嬉しいのかモチベはバッチリである。東卍総長"無敵のマイキー"もこんな子供っぼい一面があるもんだ。

三ツ谷がこの事知ったら偉い騒ぎになりそうだな。








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｢おじゃましまーす！｣



土曜日。佐野家の玄関を開けたのはちびっ子姉妹。姉に加わって妹までもマイキーに教えを乞う始末。本人達楽しそうだから良いのか？


｢いい訳ないじゃん！ドラケン止めてよ！｣

｢無理だろ、アレは。｣



完全に波に乗ってしまった総長を止めるなんて無理すぎる。3歳児並の好奇心の旺盛さを持つ彼女らは何かと東卍の喧嘩にも首を突っ込む。だからこそ自分の身を守る為のものとして力を付ける、と考えておこう。




｢すっげぇぞ！A！ハル！｣




どうやら姉妹揃って飲み込みが早いらしい。素質があるらしい。ますます将来が不安だ。ピアス開け始めたらどうしようだの、髪を染め始めたらどうしようだのとドラケンの思う事は我が子を思う親のそれだった。ちなみに先日、三ツ谷も同じ事を話していた。さすがは東京卍會の二大オカンである。

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