protect16ー王の間にて ページ10
side・星羅
ロボロさんの合図で、私とショッピさんは王の間へ降りた。
降りたと同時に私もショッピさんも敵の兵を殺.す。
いきなり降りてきた私たちに驚きを隠せない王を殺そうとしたその時＿＿＿＿
横から気配を感じて、咄嗟にバク転で距離を取る。
すると、私がさっき立っていた場所には、私を攫った奴が立っていた。
足元には、何やら針が刺さっている。
きっと奴が持っている拳銃から撃たれたものだろう。
麻酔針か？
まぁ、そんなことはどうでもいい。
貴「ごきげんよう。貴方には大変お世話になりましたわ。」
そう言うと、そいつはクツクツと笑い
E「まだ言葉使いが幼稚ですね。
そして、貴方がこの国から出ることは出来ません」
そういった。
私が口を開こうとすると
syp「出来ないんじゃなくて、俺らが出すんですよ。」
そういいながら、いつの間にか兵を一掃していたショッピさんが、後ろから斬りかかる。
当たり前だが、それは避けられる。
そして、攫ったやつの話で私は思い出した。
そうじゃん。
私が攫われたのは、何かの力を持っているから。
このままここに居てはいけない。
急いで終わらせなければならないと…
そんなことを考えながらも、先に王を殺.してしまおうかと思いそちらへ駆け出すとやはり邪魔をされる。
だが、その隙にショッピさんが王を殺.した。
だが、私を攫ったそいつは、動揺する気配すら見せない。
なんで…？王様が殺.されたって言うのにそんなに平然と…
そんなことを考えていると後ろから手を引かれる。
驚いて後ろ見ると、そこには兄さんが。
貴「？！兄さん…！
どうしてここに…？」
そう聞くと、
ni「だって、約束したやろ？
それに＿＿＿＿
今度は俺が守る番やで。」
そう言って私を攫った奴を睨んだ。
奴はクツクツと喉を鳴らすように笑いこう言った。
E「邪魔者は消えた！この国は私のになるのです！」
貴「…っは？」
E「そして、貴方の力を手に入れれば、私の計画は完璧なものとなるのです！」
そういいながら私の方を見て笑う。
あぁ…本当に狂ってる。
力がそんなに大切なのか。
貴「本当バカらしい。心底どうでもええわ。」
そう吐き捨てた。
そう言うと扉が開き数えれないほどの兵が入ってくる。
扉の外にもまだまだ居るみたいだ。
syp「とりあえず星羅連れて帰りましょ」
そう言ってショッピさんが駆け出した。
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作者名：rabbit | 作成日時：2019年10月23日 20時
