【wrwrd!】脇役の少女 3 (ページ9)

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protect15ー潜入開始ページ9

side・ロボロ

ショッピくんからの連絡で、ショッピくんと星羅が城に潜入するとのこと。

俺はその二人のナビゲーションをする為に、潜入後の経路を調べていた。

生憎、相手さんはセキュリティがガバガバだったから、城内の地図も手に入っている。

ふっと見ると、ダクトが通っていることに気がついた。

だが、そこで一つ気になったのは…

rb［なぁ、星羅？］

貴「？はい？］

rb［星羅ってダクト通って動いたことあるか？］

そう、星羅がダクトを使えるかだ。

貴［ない……あ、あります！でも、ほとんどないので、登るのが微妙ですかね(苦笑)］

rb「おっけ、ダクト使おうと思ったんやけど、やめといたほうがええ？］

俺が、そう聞くと今度はショッピくんが口を開き

syp［登るのがここだけなら、俺が引き上げますよ？］

と言ったので、なら大丈夫だろうと思い、そのルートにすることに。

俺らの軍では、ダクトは当たり前のように使われるが、他の軍では滅多に使うことはないだろう。

てか、なんで星羅がダクト使ったことがあるんや…？

syp［まず、星羅使ったことあったんやな。］

そんなことを考えているとショッピくんが俺が気になっていたことを聞いてくれた。

貴［あー…ゾムさんがダクトから来たときに、どんな風なんですか？って聞いたら、引き上げてくれて…］

syp/rb［あー…なるほど］

そんな会話をしてから、

rb「じゃあ、案内するから、まずダクトに入ってや］

そう言うと、ショッピくんがさっとダクトに登り、星羅がダクトに入ろうとして、上がらないところをショッピくんが引き上げ、無事ダクトへ入った。

rb［ショッピくん先頭で、その階に王の間があるから］

まず…と経路を案内し始める。

今は下が騒がしいので、呼吸音でバレることはないだろうが、物音がすればバレやすいのがダクトのデメリット。

油断大敵だ。

そして、特になんの問題もなく王の間の上についた。

そこからが、問題だ。

rb［降りるのは星羅一人で行けるか？］

そう聞くと、YESの合図のコンという音が聞こえる。

rb「おっけぃ、俺の合図に合わせて降りてな。」

rb「今は兵は10人ぐらい。

ただ、星羅を拐った奴がおるから気をつけてな。］

そういうと、二人からコンという音が。

rb「カウント10

9

8

7

6

5

4

3

2

1＿＿＿＿＿＿＿＿」

そして、ショッピくんと星羅が王の間へ飛び降りた。