【wrwrd!】脇役の少女 3 (ページ8)

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protect14ー城へページ8

side・ショッピ

星羅と一緒に動くことになり、城に入ることを伝えなければいけないのでインカムをつける

syp［こちらショッピ、星羅と城に入ります。］

rb［ん？！城に？！］

syp［はい、そうですよ？］

驚くロボロさんに平然と返すと

rb［はぇ～…今か…まぁ、相手さんも混乱してるだろうしな。］

syp［はい、そういうことなんで。］

そう言ってインカムをオフにしようとすると

rb［あ、待って！ナビゲーションええん？］

あー…んー…

syp［あー…お願いしてもいいっすか？」

rb［おっけ、ちょっと待ってな］

そう言うと、インカムからロボロさんが大先生に戦場の現場指示を任せていいか確認している声が聞こえる。

大先生から、ええよ～と緩い返事が返ってくるとロボロさんは、こっちにインカムを繋げて

rb［よし、じゃあこのまま行こか。インカムそのままでええからな。］

そう言われて、はい、と返すと、星羅にもインカムが繋がるようにしてもらうように頼んだ。

星羅に声をかけ、どこからなら入れるか調べてもらう。

rb［ちょっと待ってな］

とロボロさんがいったときに星羅があの…と声をあげる

rb「ん？星羅どうした？」

貴［潜入経路なんですけど…私の閉じ込められてた部屋が森側にあって…

そこの周りに兵がいなくて、まだ私が開けた窓から紐状にしたカーテンがかかってれば、そこからでも入れるかなって…］

そう言い、ロボロさんが確認するなといい、インカムからカタカタとキーボードを叩く音だけが響く。

rb［せやなぁ…あ、まだ窓とかもそのままやわ。

周りも居らんし、そこから行けると思うで。］

syp［了解です。」

貴［あ、そこまでは私が案内できると思います。］

星羅がそう言うと

rb「じゃあ、任せるな。

俺は一応中に入ってからのルート調べてるから。」

そう言い、また一段とキーボードの音が速くなる。

貴「こっちです…！」

小さい声で星羅が俺を呼ぶ。

俺は星羅について進むと、しばらくしたら城壁に辿り着いた。

そして、正面の城壁の高めのところに一つの窓があり、そこからロープのように破かれたカーテンが降りている。

syp「あれを登って城に入ればいいんやな？」

そう聞くとコクンと頷く。

星羅も訓練はしているだろうが登るのは難しいだろうと思い、先に俺が登り引き上げることに。

さっと登り、軽くクリアリングをして星羅を引き上げる。

＿＿＿＿＿＿＿＿潜入成功