【wrwrd!】脇役の少女 3 (ページ11)

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protect17ー出口へページ11

side・星羅

扉を兵を飛び越えてでる。

そうすればもちろん後ろからの兵に攻撃をされるのだが、

ni「雑魚のくせに…」

そう一言呟いた兄さんに数では圧倒的に勝っているにも関わらず、一瞬でやられていた。

ショッピさんを先頭に、兄さんが後ろにいて、私は真ん中で守ってもらっている状況だ。

rb［3人とも聞こえとる？］

すると、インカムからロボロさんが私たちに問いかけてくる

貴［聞こえてます！］

rb［ならよう聞いてな。
今、兵がそっちに集中しつつある。］

syp［でしょうね］

そんなに私の力って重要なんだなぁと改めて感じた。

rb［後、星羅の力のことなんだけど…
マンちゃんから連絡があって…聞く？］

そうロボロさんに聞かれる。

でも…

ni［聞きたいけど、今は流石にそんな余裕はないかもな］

rb［だよなぁ…］

そう、私たちの周りには絶えずに兵が現れるのだ。

前に進んでいるかもだが、全然前に進んでいるのを感じられない。

数が多いだけと言えども、ここまで多いと…

本当に鬱陶しい…

そんなことを考えていると、サイレンが城内に鳴り響く。

貴「？！」

syp「…？！チッ…」

ni「今度はなんや…」

すると、インカムからさっきとはうってかわって、焦ったロボロさんの声が。

rb［3人とも落ち着いてきいてな！
後10分で城の出口が閉まる。］

syp［そんなの窓から…］

rb［それができれば焦ってないんだよなぁ］

え？

貴［それは…どう言うことですか…？］

そう言えば何やら外が騒がしい。

ni［外で何かあったのか…］

rb［おん、せや。
外の木があったやろ、それが全部…燃やされた。］

え？木が…燃や…さ…れた？

貴［それって…私を流さないためだけにですか…］

自分でも声が震えているのが分かる。

怖い？いや違う。

＿＿＿＿＿＿＿＿これはきっと怒りだろう。

あの木にはたくさんの動物たちがいたのだ。

決して無事ではないだろう。

生き物の命を一体なんだと思ってるんだ。