#4 ページ4
気づけばもう30分が経とうとしていた。
中間「まぁとりあえず一人暮らし始めたら教えてな？後は御両親の引越し先の住所と電話番号も。何かあった時のために。」
A「はい、わかりました。話聞いてくれてありがとうございます。」
中間「ええって。また何か不安なことあったら相談しにおいで？」
A「はい！ありがとうございます。それじゃあ、失礼します。」
すっかり忘れてた愛莉たちの存在。
中間先生に別れを告げ、教室を出た私は国語科へと向かう。
この階の一番端っこにある国語科の教室。
思ったよりも人だかりが出来ていない。
A「愛莉たち帰っちゃったかな...？」
恐る恐る扉をノックして中を覗くと、教室には誰もいなかった。
A「何だ、先に帰っちゃったのか...」
扉を閉めて帰ろうとした途端。
重岡「どうしたん？」
後ろから聞こえる特徴的な声。
この声、さっきの新任の先生の紹介の時に聞いた声だ。
振り返れば、そこには重岡先生の姿。
A「あ、いえ、友達がここにいると思ったんですけど、帰ったみたいです。」
重岡「あ、そうなん？多分、この教室誰も居らんで？」
A「あ、はい、覗いたら誰もいませんでした。」
重岡「君、標準語なん？」
A「えっ？あぁ...はい、中学生まで東京に住んでいたので。」
重岡「へ〜、そうなんや！でも確かに言われてみれば都会っ子っぽいわ笑」
そう言って笑った重岡先生は目の下に笑窪があった。
A「先生はコテコテの関西弁ですね笑」
重岡「コテコテの関西人やからな笑」
A「でも私好きです。関西弁って。」
重岡「ほんま？何か嬉しいわ〜！」
A「ふふ、先生嬉しそう笑」
重岡「なぁ名前何て言うん？」
A「あ、私、3年C組の守屋Aです。」
重岡「Aちゃんな！よし、早速1人目覚えたで！３年生やから現代文担当やな！よろしく！」
A「こちらこそ、よろしくお願いします！」
これが私と重岡先生の出会い。
まさかこれが禁断の恋の入口となってしまうなんて...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2684人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
青＆桃ジャス民 - この小説を読んでみて面白かったので、続編絶対読みます！こんなにはまったのは初めてです！ (2018年3月28日 12時) (
レス) id: 432bb1cd17 (このIDを非表示/違反報告)
七色ジャスミン - すみません。中間テスト（ちゅうかんテスト）をどうしても（なかまテスト）と読んでしまいます！ (2017年3月12日 13時) (レス) id: f423fca6e2 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 藤井凜華さん» ありがとうございます(^^)続編の方うまく書けるか不安ですが頑張ります！ (2017年1月4日 23時) (レス) id: f00e268c2c (このIDを非表示/違反報告)
藤井凜華 - うち、狼とかドS系大好きなんですよ これからも、楽しみにしてます (2017年1月4日 23時) (レス) id: 2d5795e7d2 (このIDを非表示/違反報告)
藍可 - そっか。大丈夫だよ！ 移行した方にコメントするね！ (2017年1月4日 21時) (レス) id: 3934d3416a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひまわり
| 作成日時：2016年12月24日 0時
