【浦/島/坂/田/船】私の彼氏さん。【短編集】

秘めた想い【う/ら/た/ぬ/き】 ページ37

学校とはなんでしょうか。

勉強に励む場所、友達を作る場所、社会を学ぶ場所、恋愛をする場所…


私にとっての学校は＿＿＿



…




今日も1日が始まった。

私は学校があまり好きではないけれど、数学だけは好き。


だって、答えが1つしかないから分かったらスッキリするし、解けた時の達成感？が好きだから。


でも、達成感とか、スッキリ感とかより



「この問題わかるやついるか？わかんなかったら説明すんだけど。」



浦田先生が好きだから。

一応、付き合ってる…？はず。





勇気を出して告白した、去年の夏。




「それってイケないことだけど、関係続ける自信と覚悟ある？嫉妬とかしないの？」



そう聞いた浦田先生がなんだかいつもよりかっこよくて、
でも、子供だとバカにされているような気もして、



「あります。絶対に嫉妬もしません。」



ついそう言っちゃったんだけど…




辛い。もちろん辛い。

嫉妬だってすごくするし、他の女の子を当てただけでやだし、授業で1番に当たらないとムッとする。


でも、バレてしまえば関係が終わってしまうから。誰にも言えないおかげでポーカーフェイスが上手になった気がする。



「い＿＿おい！A！聞いてんのか？」

「え、」

「この問題の答え聞いてんだけど。話聞いとけよ？」

「…すみません」




先生のこと考えすぎたか。

どうしても好きだもん。年頃の女の子だもん。
辛いし、しんどいもん。


前までは数学の成績が悪くて、補習を受けてたりしたから2人きりになる時間はあったけれど。

浦田先生のために勉強を頑張りすぎてるせいで成績が上がる。

いい事なのに、嬉しくない。




そんな私の気持ちを知ってか知らずか、浦田先生は頭の悪い子ばかりに構う。

黒板に問題を書いて解くように指示し、生徒の見回りをする時も必ず最後にはその女の子の所へ行く。寧ろ付きっきり。



またその女の子が厄介で、いわゆるぶりっ子。


そんな甘ったるい声で先生と話さないで。
先生を呼ばないで。



私も馬鹿になろうかなと、本気で考えそうになる。
こっちは嫉妬の毎日で目が赤いのに、先生は、



「(ダメ、この関係が続いてるだけでありがたいはずなのに、)」





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


閲覧ありがとうございます( ˙꒳˙ᐢ )



浦島坂田船の春ツの結果はどうでしたか？
私は一緒に参戦予定の友達が当たったのでラッキーでした( ¨̮ )

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