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その後、勉強を教えていてもやっぱりいつもと一緒で告白だとか、カップルみたいだとか、そんなことはなかった。
でも、坂田くんといられたからいいや、なんて。
…
数ヶ月後…
あぁ、私の嫌いな3大行事の第1位、体育祭がきてしまった…!!!
走るのは苦手なので、私は綱引きに出る。
走らなくていいなんて楽すぎる♪
あれこれ競技が終わって、午前の部はもう終わった。
教室まで友達と戻った。
お弁当を食べて、トイレへ向かった。
そして、帰ろうとした。が。
「す、きです…付き合ってください…////」
なんなんだこの場面はーーー!!!
まさかの告白シーンに出くわす。なんて日だ!←
更に運が悪く、その告白を受けている相手は坂田くん。
小柄で可愛い女の子が告白をしていて、誰が断るんだろう。
それに比べて私は…
「おばさんだなぁ…笑」
と、自分で自分を嘲笑した。
その場にいるのが辛くなったのもあって、私はクラスの場所へ早々と戻った。
…
そうこうしている間に体育祭は1番最後の競技、借り物競争に。
あ、坂田くん走るんだ…
「よーい…スタート!!」
銃声の音と共にみんな一斉に走り出した。
もちろん目線の先は坂田くんだけれど。
え、ちょっと待って坂田くんがこっちに向かってきている気がする。なんで、
「先輩!!一緒に来てくれませんか?俺の借り物、髪の毛が長い人なんです!!」
好きな人、なんて期待した私が馬鹿らしい。
そっか、そういえば私、髪の毛を寄付するために5年くらい伸ばしててもう腰くらいまであるんだった。
「うん、わかった。」
坂田くんと一緒に走る。
「第1位、1年3組坂田優くんです!!借り物は…おおっと好きな人だーーーっ!!」
会場が一気にザワつく。
え?どういうこと?髪の毛が長い人じゃないの?
私の頭には、はてなマークがたくさん浮かんでいた。
「A先輩あとで体育館裏、きてくださいね」
…
呼び出しで指定された場所へと向かう。
もう坂田くんは着いていたみたいだった。
「A先輩、嘘ついてすみませんでした!!あの場で告白する勇気はなくて…
だから、いま言わせてください。先輩、好きです。俺と付き合ってくれませんか?」
「私も好き…///」
「え、ほんまに?!ですか?!?
顔赤い先輩めっちゃかわいい、こっち見んといて恥ずかしい死ぬ…」
先輩後輩の関係から、その先の関係へと進めたから体育祭、悪くはない…かも?
恋の方程式【志/麻】→←せんぱいこうはい。【と/な/り/の/坂/田/。】
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こっとん(プロフ) - ゆるさん» コメントありがとうございます♪ 更新続けさせていただきます!!マイペースに頑張って行きますので、続編もよろしくお願いします! (2019年1月25日 17時) (レス) id: 76e3d99d4e (このIDを非表示/違反報告)
こっとん(プロフ) - しゅがー@こたぬきさん» コメントありがとうございます〜 ああああ温かいコメントが元気の源です… 頑張りますので、どうぞこれからもよろしくお願いします! (2019年1月25日 17時) (レス) id: 76e3d99d4e (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - たのしんでるので、がんばって更新続けてください!もちろん自分のペースでゆっくりゆっくり・・・私はいつまでも待ち続けますよ! (2019年1月23日 21時) (レス) id: 8533be78e2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅがー@こたぬき - 面白いです!いい作品で読んでいて楽しいです!無理せずに頑張ってください! (2019年1月23日 20時) (レス) id: 1f604a1e22 (このIDを非表示/違反報告)
こっとん(プロフ) - ハゲつるマン@19830617さん» わわっ、ハゲつるマンさんからコメントが!???!めちゃくちゃ嬉しいです、、!なるほど、そういった考え方もあるんですね。もう少し考えてみます、貴重なご意見ありがとうございましたm(_ _)m (2019年1月23日 20時) (レス) id: 76e3d99d4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こっとん | 作成日時:2018年10月11日 17時