6話 ページ7
フラン「すみませーん、こんばんはー」
門をドンドンと叩きながら大きな声で声をかけること数分、ようやく中にいる人の気配が動き始めた。
フラン「こんばーんはー!!」
大きく生きを吸い込んで今までよりも大きな声で叫ぶと、ドタドタと走る音が聞こえてきて門が開いた。
???「こんな時間になんの･･･って、副長!?」
眠そうに目をこすりながら出てきた身長低めの男の人が、お兄さんを見てワタワタと慌てだす。どうやら、お兄さんは真選組で相当愛されているらしい。･･･悪いことしたな･･･
???「えっと･･･とりあえず事情を知りたいのでどうぞ中に」
身長低めのお兄さんに許可をもらえたので、私はようやく中に入ることができた。
???「とりあえず、君の名前を聞いてもいいかな?」
お兄さんを部屋で寝かせたあと、身長低めのお兄さんに案内されてたどり着いた部屋には、ゴリラみた･･･優しそうな男の人がいた。
フラン「私の名前はフランドール・スカーレットよ。優しそうなお兄さん、あなたのお名前は?」
???「や、優しそ･･･嬉しいこと言ってくれるじゃないか!!俺は近藤勲、真選組局長だ。」
優しそうなお兄さん･･･もとい近藤勲さんは、大きな声で笑い声を上げる。元気いっぱいなんだなー、この人･･･まるで･･･
記憶の奥底で、白黒の服を着た金髪の少女が、にこりと笑った。
近藤「それで、フランドールちゃん」
フラン「あ、フランで良いよ、近藤勲さん」
近藤「おお、フランちゃんもそんな堅苦しくしなくて良いぞ･･･それで、トシに何があったのか教えてくれるか?」
コクリと頷いて、事細かに理由を話す。自分が吸血鬼であることも、今まであったことも包み隠さず話し、近藤勲さんに向けて深く頭を下げて謝る。
フラン「いくら許可をくれたのがあの方とはいえ、私のしたことは殺人未遂に他ならない、罪を償う覚悟はできております。･･･どうぞ英断を」
近藤勲さんは困ったような顔をしている。･･･やはり、姿形だけでなく心の中まで優しい人のようだ。
お兄さんのことが大切だから、傷つけた私は許せない。･･･それでも、きっとこの人は私の行為を食事として受け入れてくれているのだろう。･･･だからこそ、判断に迷っている、と･･･
フラン「吸血鬼に情けは無用です、煮るなり焼くなり好きにしてください」
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フランドール(プロフ) - マヤさんさん» ありがとうございます!!受験で長らく執筆から離れていたため、まだリハビリ中ですが、楽しんでいただけるよう頑張ります!! (3月18日 6時) (
レス) id: 93fb40e7a7 (このIDを非表示/違反報告)
マヤさん(プロフ) - すごく面白いです！無理せず、更新頑張ってください (3月18日 2時) (レス) @page22 id: 855f1dce83 (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - カカオさん» ありがとうございます！楽しんでいただけたようですごく嬉しいです！物語もまだまだ序章なので、この先もっと楽しんでいただけるよう頑張ります (2022年3月31日 16時) (レス) id: 151f31884d (このIDを非表示/違反報告)
カカオ - スランプとは思えないです (2022年3月31日 15時) (レス) id: abd5f3c4c0 (このIDを非表示/違反報告)
カカオ - すっごく面白いです。更新頑張って下さい (2022年3月31日 15時) (レス) @page11 id: abd5f3c4c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フランドール | 作成日時：2022年3月10日 17時
