34話 変装 ページ35
Aside
コナン「怪盗キッドだ!」
今まで黙っていたコナン君が急に声を上げると、一同が全員振り返った。
コナン「この人、新一兄ちゃんじゃない!キッド化けてるんだ!」
蘭が「じゃあ、Aも…」と小さく呟いて後退りする。…大丈夫だよ、私は本物の長月Aだから…
小五郎「何でそんなことがわかるんだ⁉」
コナン「だって俺がほんとの…」
ほんとの工藤新一だって言いたかったのかしら…でも言えるわけがないわよね…
快斗君は新一が自分の正体をばらせないことをわかっていて新一に変装したんだから…
小五郎さんに詰め寄られた新一が言葉に詰まっていると中森警部が大きな笑い声をあげながら近づいてきて
中森「なるほど。その可能性もないとは言えないな」
と、いきなり私の左の頬と快斗君の右の方を引っ張った。
もちろんこれは私たちの素顔なので引っ張られた頬はただ痛むだけだった。
A「いたたた…」
新一「イテテテ…やめてください、中森警部!」
どれだけ引っ張っても変装マスクは破れない、つまり変装でないことが分かったのか中森警部は引っ張るのをやめた。
引っ張られた頬をさすりながら涙目になって「ふぇぇ…」と変な声を出していると、快斗君が「大丈夫か?A」と私の顔を覗き込んだ。
顔が火照っていくのを感じながら「大丈夫!」と手を大きく振りながら言うと、
中森「皆さんの顔も引っ張らせていただきたいところですが……」
中森警部がそういって一同から「えー⁉」と声が上がるが、小五郎さんが「いや…」と手を横に振って
小五郎「その必要はないでしょう。私の勘では、キッドはこの中にいません」
小五郎さんは自信満々に言い放つ。…まぁ、いるんだけどね?
それから、何やら小五郎さんにはキッドを捕まえる秘策があるらしいのだが
新一「ああ、すみません。僕たちは僕たちのやり方でやりますので」
そういうと、中森警部や小五郎さんににらまれる快斗君、にやりを笑った快斗君を、新一が険しい表情で見つめていた。
120人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
フランドール(プロフ) - 返信は遅くなるかもですが、他にもなにか気になった点があったらジャンジャン書いてください!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 結歌さん» ご指摘ありがとうございます!!5話については、完全に私のミスです!!ごめんなさい!!14話については睨めつけると書いてねめつけると読みます。私的には睨みつけるよりもこっちの言い回しのほうが好きなのでこうしていたんですが、分かりにくくてごめんなさい!! (5月25日 20時) (レス) id: d5ba8a8e0b (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - また続けてのコメントですみませんm(._.)m これ正しくは白馬を睨みつけるように見てではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - 続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 14話 嫉妬のここの部分 なぜがイライラしてきた俺は白馬を睨めつけるよう見してみて「そうかよ」と冷たく言い放った。するとなぜか白馬は声をあげて笑い出した。 (5月25日 17時) (レス) @page15 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
結歌 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 5話 後悔のここの部分 明日だって、私が都大会に優勝したからという建前 これ正しくは都大会で優勝したからではないんでしょうか? (5月25日 17時) (レス) @page6 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:フランドール | 作成日時:2019年12月7日 20時