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Kai side
『っしゃ！！』
リョウガ 「っびっくりした…」
今日はAが見に来てくれる日。
いつも以上に気合いを入れる。
ユーキ 「〜♪」
ユーキはいつも通り上機嫌。
ユーキ 「あーかわいい〜」
ユーキ 「見て！見て！カイ！」
そう言って見せられたのは小春ちゃんが会場の前で自撮りしてる写真。
と、着いた〜！ 楽しみにしてるねー♪ の文字。
ユーキ 「かわいいでしょ！」
たしかに可愛いけど…
『Aの方がかわいい』
ユーキ 「小春が1番！」
『Aが1番』
タクヤ 「なに張り合ってんだよ気持ち悪い笑」
Aのために頑張るのみ。
.
ライブが始まって、トロッコに乗っていると、Aを発見。
満面の笑みで手を振ると、控えめだけど手を振り返してくれた。
その微笑みで頑張れる。
.
終演後、AにLINEをするも既読がつかない。
ユーキ 「Aちゃんと小春、喋ってたね」
『うん』
ユーキ 「小春にAちゃんと一緒に来てって言ってるから」
規制退場が始まって、しばらく待つ。
小春 「っカイくん！」
扉をバンと音をたてて入ってきたのは小春ちゃん。
『え、小春ちゃん？』
ユーキ 「小春？どうしたの？」
小春 「Aがごめんって言って走って帰っちゃったの…」
それを聞いた俺は何も考えずに楽屋を飛び出した。
.
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作者名：たれめ | 作成日時：2020年5月31日 22時
