２、襲ってきた悲しみ ページ2
パチッ
「‥‥‥‥？」
あれ‥‥？
私、生きて‥‥‥．
目の前の血だらけの自分の手をにぎる。
動かせる‥‥
体も、痛いところ‥ない。
何だったんだろ‥‥と思いながら起き上がると、
「‥‥っ‥！？亅
目の前には倒れているお母さん。
そうだ、思いだした、、
「‥っ、おか”っ！？‥ゲホッ、ゴホッ、カハッ、」
お母さんにかけより、名前を呼ぼうとすると、
のどに激痛が走った。
思わず再びしゃがみこみ、のどをおさえた。
「‥‥‥っ？」
声が、、
出せない。
な、ん‥‥
どうして、と思った時目に入ったのは、
さっきお母さんと私が食べたス一プ。
まさか、、、、
‥‥‥アレ、、？
はっとしてお母さんを見ると、さっきとちがって声も出さず、ピクリとも動かない。
「‥‥っ！！！！」
あわててかけより、体にふれると、
え＿＿＿＿＿
‥‥‥冷たい．
‥‥うそ、
うそうそうそうそうそうそうそうそうそ、だ‥
目から大量の涙がこぼれ落ちた。
そんなわけない、うそだと思っていても、
頭は理解していて、もう手おくれだ、死んでる、と思ってしまう。
「っ‥‥‥あ”ぁぁっ‥ゴホッ、ゲホッ、」
出ない声をふりしぼって、叫び声を上げた。
せきが出ても、のどが焼けるように痛くても、
そんなこと、気にならないくらいの苦しみ、悲しみが襲ってきた。
お父さんや兄弟がいない私にとって、お母さんは私の全てだった。
「‥‥‥っ‥、ヒクッ、う”うっ、ゲホッ‥ゴホッ」
ひたすら泣いた後、何だか全てがどうでもよくなった。
‥‥外に出ても、危検な人たちがいるだけ。
危ない。
でも、今はそれもどうでもよかった。
私に優しくしてくれる人はもういない。
それに声も出ないんだから、
これから先もきっと、大切にしてくれる人なんてできない。
「‥‥‥‥‥」
私はつくえに置いてあった手帳とぺンをてきとうに持ち、
フラリと家を出た。
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rainbow204649(プロフ) - 読ませて頂いています！リヴァイ兵長、奥ゆかしい方ですよね。 (2022年3月2日 0時) (
レス) @page16 id: d0a66fb317 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - ラムネさん» わああぁ！！嬉しいです応援よろしくお願いします！ (2021年12月2日 22時) (レス) id: dce289797b (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - すごく面白いです!更新待ってます❗ (2021年12月2日 18時) (レス) @page18 id: cd7d6e6efa (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく - 紅いちごさん» 本当ですか！？すごい嬉しいです！頑張ります！ (2021年11月12日 6時) (レス) id: dce289797b (このIDを非表示/違反報告)
紅いちご - とても面白いです！夢主ちゃんの設定いいですね！辛い過去とリヴァイ兵長達に拾われるところが面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年11月11日 22時) (レス) @page13 id: 0ffbfabdee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2021年11月7日 12時
