赤い糸の先には〜【黄瀬.東峰】黒バス × ハイキュー 完

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ん...何だろう...

さっきから光兄と音駒高校のキャプテンとセッターの人からの視線が...
光兄...何か余計なことでも言ってるんじゃないかなぁ...




繰り返し続く練習試合。



梟谷学園のレベルはものすごく高かった。
光兄は全国で5本の指に入るスパイカーらしい...

初めて光兄のスパイクを見た時...
あまりのパワーの強さと的確なコースへの打ち切りに驚いた。
これがトップレベルのエースなんだって...
青峰君を見ている感じ...

ただ...相変わらずメンタルは弱いなぁ(笑)



烏野は手も足も出ない状態だったけど...
何度も試合を重ねるうちにみんながそれぞれの課題を見つけ
レベルがどんどん上がって行くの分かった。

何よりも旭さんの勝ちたいという想い...
エースのその想いがチーム、そして私にも伝わってきて
みんながその気持ちに応えるような試合を見せてくれている。




梟谷学園と並ぶくらい音駒高校も強かった。


セッターの頭の回転が速さにも驚いた...
新しい技をしてもすぐにそれに対応する力...

キャプテンのブロック力...


烏野はこの日...一度も勝つことは出来なかったけど...
みんなにとって良い刺激になった強化合宿だったと思う。


きっとみんなは強くなる。
なぜかは分からないけど...そう確信できた。







強化合宿が終わり、私たちは帰る準備をする。




木「A〜ちょっといいか〜？？」


後ろから光兄が私に声を掛けて来た。
私は大地さんの顔を見た。


澤「俺たちは外で待ってるな」


大地さんはそっと頷きそう言った。





光兄と体育館の外に出た。

木「ちゃんと見たかぁ〜？？俺のエースっぷり！！！」

貴「うん...本当、光兄のスパイク凄かった！！
これぞ頼れるエースって感じだったよッ！！」

木「もっと褒めて褒めてぇ〜！！！」

貴「ただ...！！メンタルがね(笑)」

木「なぬっ...」

貴「で...光兄何か話しあったんでしょ？？」

木「おう...
金髪チャラ僧と何かあったのか？」

貴「えっ...？」

木「いやっ！何となくAが烏野に行ったの
黄瀬が関係してんじゃないかと思ってよぉ」

貴「あ〜...う〜ん...
関係無いわけじゃないけど...」

木「別れたのか？」

貴「はっ？！
別れるも何も...涼太とは付き合ってないよッ！」

木「なにぃ〜！？そうなのか？！
でもよ、でもよ！！お互い好き同士だったろっ？？」


光兄にも分かってたんだ...

涼太から告白されて...両想いだったんだなって...
そう思うけど...今は違う...

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