赤い糸の先には〜【黄瀬.東峰】黒バス × ハイキュー 完

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いろんな話をしながら、
旭さんに寮まで送ってもらったけど
正直どんな話をしたか...
会話が頭に入ってこなかった。


私...確実に...
旭さんの存在が大きくなってる。
まだ出会って１ヶ月も経ってないのに...。



このまま...旭さんに惹かれて...
旭さんを好きになってしまったら
涼太への想いは...？
消えちゃうのかな...









そしていよいよ明後日は音駒高校との練習試合。

準備のために明日...烏野バレー部は
” 東京 ” に行く。



結局...涼太には東京に行くって伝えなかったなぁ。
とゆうか...一度も連絡ないし...
私からもしなかったから。


東京に行く事はお母さんにも言ってない。
言ったら涼太にすぐ言っちゃうと思うし
実家に寄れるかも分からないから。



まぁ...東京に行くって言っても
涼太に会えるわけじゃないんだけどねッ。




明日の準備をしていると
” ブーブーブー ブーブーブー ”

ケータイが鳴っている。



前までは涼太かもッ！！
って飛びついたんだろうけど...
今はそんな期待すらないから...



えっ...？


貴「もしもし...？
どうしたの？！...なんかあった？！
青峰君...が電話なんて...」

青「久しぶりだな、A。
つか、なんかねぇと電話しちゃいけねぇのかよ(笑)」

貴「いや...そうじゃないけど...
青峰君が電話かけてくるなんて...
めずらしすぎて...びっくり。」

青「東京来んだろ？」


はっ？！
えっ...私誰にも言ってないのに...


貴「なんで...青峰君知ってるの？」

青「なんでってブログに書いてあるじゃねぇか」

貴「...ブログ？？」

青「お前...知らねえのか？
烏野バレー部のブログ。」

貴「烏野バレー部のブログ...？
えっ...そんなのあるの(笑)？」


きっと潔子さんが書いてたんだ...
私もマネージャーなのに全然知らなかった。


青「本当に知らなかったのかよ(笑)
黄瀬に会わねぇのか？」

貴「涼太に？...会わないよ。
連絡だって全然ないし...
涼太は私なんかすっかり忘れてるでしょ」

青「お前は黄瀬に連絡してねぇの？」

貴「うん。私からはしない」

青「ふーん。
なんかお前変わったな？
前なら喧嘩してようが、うぜぇくれぇ...
黄瀬にくっついてたし同じクラスだっつーのに
メールも送りまくってたのにな(笑)
黄瀬の事考える暇がねぇんじゃねーの？
お前こそ、黄瀬の存在薄れてんだろ」

貴「えっ...そんな事...」


確かに...前は１日中涼太の事を考えて過ごしてた。
今は...気付けば１日が終わってる。

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