2BROには末者？いますとも！

チャレンジ ページ6

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お「…え、何してるの？」


『シッ…！起きちゃう…！』


弟「黙っててもらおうか」



寝ている兄者の上でトランプタワーを建設していた

しかも７段目で完成していない



お「なんでトランプタワー？なんでわざわざ兄者の上で？」


『普通のトランプタワーじゃつまらないだろ…！』


お「くだらなッ！」


兄「んん…」


「『はッ…！』」



おついちの大きい声により兄者が唸った

寝返りは打たずなんとかトランプタワーは崩れなかったが

おついちを睨む視線が二つ



お「な、なんだよ…！」


弟「せっかくここまできたのに…！台無しにするつもりかッ…！」


『今のは危なかったよ…！』


お「だからなんで兄者の上…？！その高さならテーブルでも十分凄いよ…！！」


「『もうやった…！！』」


お「やったんかいッ！！」


「『シーッ！！』」



双子で同時に動き、掴みかかって黙らせる

その振動でパラパラとトランプが数枚落ちた



『あーもー、落ちちゃったじゃん』


弟「これって拾うのも修正するのも大変なんだからね？」


お「えー…知らないよ」



落ちてしまったトランプを回収しようと弟者が近づいた


___ガシッ


全てのトランプが崩れる



兄「………誰だおい…俺の睡眠を邪魔するのは…？」


弟「ヒッ！目つき殺人級！！」



兄者起床

眠りの邪魔をされ機嫌が悪いようだ



「『………』」



___ダッ！！



弟「あ？！待ってズルイ置いてかないで！！」


兄「うるせぇんだよ静かにしろ」


弟「いたたたたたッ！！」



ヘッドロックをかけ弟者を黙らせにかかる

かなり全力で抵抗しても逃げれない

これは本気だ



弟「ごめんて！末者連れてくるから離して！」


兄「あ？」


弟「俺よりふわふわな末者の方がいいでしょ！離して！」


兄「連れてこい」


弟「はい！」



遠くの方でふざけるなと聞こえたが、無視して走る

自分大事



『信じられない！私を売ったな？！』


弟「大丈夫、末者なら許してもらえるから」



米担ぎで運ばれてきた末者

後ろでおついちが見守っている



弟「お待ちどうさま末者です！」


兄「おう」


『あれ？！このままお昼寝コース？！』



包み込むように抱かれ逃げられない

騒ぐと眉間にシワが寄るので黙る



お「えーっと、お邪魔しないように出てるね？」


弟「俺も！」


「「じゃ、頑張って！」」


『……よし寝よう』



男の力には勝てない

時には諦めも肝心なのだ

諦めれば試合終了だよ


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