2BROには末者？いますとも！

ふわぁ〜お！ ページ45

【リクエスト】


ジリジリと音が聞こえそうな午後の陽光

誰もが薄着になっていく

それは2BROも例外ではない



弟「待って末者スカート短すぎ、ズボンに替えて」


兄「お前は彼氏か」



ダメダメと首を横に振る

兄者からツッコミを受けても気にしない



『似合わない？』


弟「似合ってる！可愛いけど、絶対に見えるから」



眉間にしわを寄せてジッと見つめる

どうやらスカートがお気に召さないらしい

知ったことではないがな



『弟者よ、そういうのがフラグだということに気付いたか？』



フラッガーは伊達じゃない

双子である末者もそこそこの腕を持っている



お「女の子は肌出してる方がいいよ〜」


兄「おっさんみてぇ」


お「おい」



さりげない暴力が発生したが

暑いものは暑いのだから許してほしい

女の子は足を出してなんぼだと考えている



『ちらリズムをご所望か〜、フラッガーの期待に応えないと〜』


弟「俺の全ての言葉はフラグなのか？！」


『いよ！フラッガー！！』



のらりくらりと躱しまともに相手しない

一級フラグ建築士のせいなのか

心配を無下にした罰なのか

暑さには丁度いい涼しい風が吹く

涼しい、"強い"風が吹く



___ふわぁ



『あ、』


弟「ちょッ！！」


お「赤のレース…」



思いもしないサービスショット

弟者は慌て、だから言っただろと怒る

おついちは見たものをそのまま口にした

兄者はガッツリおしりを触りスカートを押さえ付けている



『上に合わせるとどうしてもね』


兄「よし、ズボン買いに行くぞ」


弟「はやく！！」


お「んんん、僕も買った方がいいと思うな」



全員に急かされ、引きずられるように連れて行かれる

兄弟は必死な顔をしているが

おついちは口角が上がり、顔が緩むのを抑えられていない



『おっつんったら正直者ね』


お「え"」



慌てて顔を手で隠す

その行動は肯定したようなもので

鋭い視線がおついちを刺す



兄「は？記憶から抹消しておけよ？」


お「それはちょっと難しいかも…」



忘れるなんて勿体ない

最年長が何を考えているのだろうか



弟「そこに立て、膝治療だ」


お「本気の目だね？！」


『やるなら膝じゃなくて頭でしょ』


お「いいよ言わなくて！！」



ラッキースケベなのだろうか

とてもラッキーとは思えない



いたずらな風にご注意を


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