万国の次男様 ページ48
【リクエスト】
あの兄妹があんなこと言わなければ良かったんだ
兄「やべぇよお菓子の国だって」
お「
『ねぇ！お菓子の国があるって！』
お「………」
「『行きたい！！』」
お「行かねぇよ！！」
珍しく駄々をこねたと思ったら
こんなことになる
カ「こいつはうちの養子にする」
兄「はいそうですかとでも言うと思ったか」
カ「思わねぇな、こいつはそんな安い女じゃねぇ」
兄「じゃあ分かってんだろ」
あぁ…ビッグ・マム海賊団まで誑し込むとは
末者、恐ろしい子
一体何をどうすれば
ビッグマム海賊団最高戦力スイート3将星の一人が直々に出てくるというのだ
『全てのスイーツが美味すぎる…』
カ「そうかい」
買い食いをしていたら
とても長身で渋い声
見上げても顔なんて見えない色男がいた
『…うん！お兄さんここの人？私は寄り道に来ただけだから羨ましいね』
しかし
世界を敵に回しつつある2BROの末者は
物怖じせず話しかける
カ「へぇ…この国を去るのは惜しいか？」
『惜しいし美味しい！ゲシュタルト崩壊しそう！』
カ「ゲシュ…？まぁ喜んでんならいい」
『そう！まさに幸せの国だ！だからそんな
幸せな笑みを
別の種類の笑みに変えていく
深く、底が見えない笑み
『ねぇ、シャーロット・カタクリ』
カ「…お前」
『見聞色で読めないのが不思議なんでしょ？まぁそう簡単には読ませないよ
私は完璧ではないけど、特化して何かを極めることはできる』
見聞色が効かない、そんな話聞いたことはないが
それができるのが2BROの恐ろしさ
いや、
『兄って存在はすぐ隠し事するんだからぁ、下の子は不安になるんだよ
それで見聞色を特化させたと言っても過言じゃないさ
あんまり不安にさせないでよ、おにぃちゃん！』
コ「…それで、弟や妹が不安になるのか」
『完璧なカタクリお兄様ならならないかな、私には分かるってだけ
だからさ、まぁ、友達としてでも"普通"に接してくれたら嬉しいよ
だからお菓子安くなったりしない？！』
いい話から一変、台無しにする末者
末っ子として培ってきた甘えた顔を作り
精一杯の愛嬌を振り撒いた
結果として
誰も踏み込まなかった心の奥の奥を踏み抜き
兄としての心に刺さった
それが
兄者と弟者とおついちを困らせることとなった結果である
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 171人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小心者(プロフ) - 出雲さん» そう言ってもらえると嬉しいね！リクエストThank you！ (2019年5月22日 0時) (
レス) id: c2af5663dd (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - もう大好きすぎて一気に読んじゃいました！！凄い良かったです！！これからも頑張ってください(*´∀｀*)尸" リクエス なのですが末者さんにおついちさんがお願いして弄ってもらうみたいなのお願いしますm(*_ _)m (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3d50340c63 (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - 小心者さん» ふああ…よかったあ……めっちゃ心配しとったわぁ……よかったよお''お''お''お''お''お''！！ (2019年3月10日 18時) (レス) id: 774209a9b8 (このIDを非表示/違反報告)
小心者(プロフ) - まるごと林檎。さん» 生存中でございます。もうちょっと！ (2019年3月6日 23時) (レス) id: 5a995e257c (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - 生存確認！！だいじょーぶかい？！生きとる？？！！ (2019年3月3日 15時) (レス) id: db6026fd8e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小心者 | 作成日時：2018年10月26日 21時
