ハートの海賊団 ページ47
【リクエスト】
ロ「お前あの戦線で馬鹿みてぇなことしてた奴だろ、いくらだ」
夢を肴に酒を酌み交わすバーで
無粋にもそういった事を言い出す色男
『やだぁナンパですか？いつからそんなplay boyになったの？ローくん』
ロ「…は？その呼び方…いや、でも…！…なんで、"見た目が変わってない"んだ…？」
賑やかな酒場ではその音は響かなかった
が
目には捉えることができた
『知らない方が良いこともあるよ、ロー』
銀色に輝くフォークが
目の前にある
的確に目を潰す位置に
ロ「………」
『…冗談！そんな怖い顔しないでよ、逃げるつもりもないから外のお仲間さんも入れたらいい』
ロ「…やっぱりバレてんのか」
殺気も何も感じることができなかった
本当に冗談だったのだろう
困惑…いや、恐怖に近いかもしれない
知ってる情報と違い過ぎた
べ「末者は迷子なんだ！」
『そ〜だよ〜大人しく迎えが来るまで待ってるの〜』
…記憶通りかもしれない
可愛いと騒がれる笑み
茶目っ気たっぷりな話し方
『いい仲間を持ったね、凄く好き』
「「「「「はぅ！！」」」」」
…馴染み過ぎ、というより誑し込み過ぎ
そしてクルーの緩さも目立つ
また躾直さないとダメかと考えていた頃
シ「ねぇ、俺たちと一緒にお兄さんを探すってのはどう♡」
ロ「はぁ？何考えてんだ」
シ「いやだって！こんなに可愛いのに離れたく…１人は可哀想っすよ！」
ロ「前半のが本音か…やめとけ、ソイツは俺たちの手に余る」
兄「そうそう、アンタらなんかにうちのは扱えねぇぞ」
「「「「「？！」」」」」
ヌルッと入ってきたテノールの声
当たり前だというように末者の肩に腕を回し
見せ付けるようにこめかみにキスをする
『も〜兄さんったら』
「「「「「兄さん？！」」」」」
兄「騒がしいなアンタら」
ロ「痛感させられていたところだ…」
肩を落としてため息をついた
眉間にシワが寄っていかにも不機嫌だ
『守りたいモノがあるのはいいけど、自分を守れない人は他人なんか守れない』
ローの髪をボサボサにしたと思ったら
言うのはそんなこと
その場の全員がぽかんとし、意味を模索するが
そそくさと背を向けられた
ロ「…うるせぇな、アンタらに比べれば他の奴らなんざみんな弱ぇよ」
意味を理解した、少し子供のままの彼は
ちっともこっちを見向きやしない
脳の割合の大半を占めた存在を
ひたすら見つめ続けた
.
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小心者(プロフ) - 出雲さん» そう言ってもらえると嬉しいね！リクエストThank you！ (2019年5月22日 0時) (
レス) id: c2af5663dd (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - もう大好きすぎて一気に読んじゃいました！！凄い良かったです！！これからも頑張ってください(*´∀｀*)尸" リクエス なのですが末者さんにおついちさんがお願いして弄ってもらうみたいなのお願いしますm(*_ _)m (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3d50340c63 (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - 小心者さん» ふああ…よかったあ……めっちゃ心配しとったわぁ……よかったよお''お''お''お''お''お''！！ (2019年3月10日 18時) (レス) id: 774209a9b8 (このIDを非表示/違反報告)
小心者(プロフ) - まるごと林檎。さん» 生存中でございます。もうちょっと！ (2019年3月6日 23時) (レス) id: 5a995e257c (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - 生存確認！！だいじょーぶかい？！生きとる？？！！ (2019年3月3日 15時) (レス) id: db6026fd8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小心者 | 作成日時：2018年10月26日 21時
