妖怪の彼ら ページ4
【リクエスト】
「おぉ怖や怖や、半端者がこっちを見ておるぞ」
「怖や怖や、いつか暴れだすやもしれぬ、今ここで殺しておくか？」
怖い怖いと、百のこぼれ話をした
醜い汚物を見るような蔑んだ目で
長い長い年月を経て
ついに、百物語が終わったのだ
兄「いらねぇってんなら、俺が貰う」
青い行燈を手に持ち
青く光る瞳に真っ赤な紅を引いて
目元を鋭くさせる
「なんだお前は！！これは我らの物！！他所者にとやかく言われる筋合いはない！！」
兄「なんだ？失敗作なんていらねぇんだろ？ならいいじゃねぇか」
鋭い目を横に流して、ボロボロの布雑巾のようになっている
"二人の
兄「可哀想になぁ…でも大丈夫だぞ、俺がお前らを貰ってやる」
「我らを誰と知って言っておるのか！！」
兄「なぁ、知ってるか？
そう告げると光が奪われ、闇が濃くなり
いっそう青が目立った
そこで大きな大きな門が現れ
開く
ド「やぁやぁ皆様お揃いで、
兄「あぁ、少し長話しちまってな、悪りぃな
ド「いやいやいーのよ、あぁ可愛いねぇ」
怒りと怯えの視線を諸共せず
その場を支配した
できない子で汚い子
そして可哀想な愛おしい子
ボロボロな二人の狐を優しく愛でた
ド「さぁ…君らは百鬼夜行を相手にできるかな？」
大きな門から
大天狗
がしゃ
土蜘蛛
その他諸々、百鬼夜行に加わる妖怪たちが
顔を出した
お「それでぇ？一目惚れした玉藻前の為だけにぃ？百鬼夜行をしたってぇ？」
ド「や、その…だって可愛かったから…」
お「ぶっ飛ばすぞテメェ」
ド「ひぃ！！ごめんなさい大天狗様！！」
自分の長であるドンピシャに団扇を向けていた
兄者はというと長に逆らえる訳ないじゃん？と全て丸投げして逃走
メ「そんくらいにしとけって、コイツらどうすんの」
『どくろさんはニンゲンたべちゃうの？』
メ「食べないよぉ、がしゃ髑髏さんはベジタリアンなの、あとメロやんね」
弟「ぜんぜんホネじゃない！！」
メ「怖くないでしょ？」
「『うん！！』」
お風呂に入れられ、もふもふフワフワの毛玉を肩に腕にくっ付けて
がしゃ髑髏ことメロやんが幼い玉藻前を連れ歩いていた
.
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小心者(プロフ) - 出雲さん» そう言ってもらえると嬉しいね！リクエストThank you！ (2019年5月22日 0時) (
レス) id: c2af5663dd (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - もう大好きすぎて一気に読んじゃいました！！凄い良かったです！！これからも頑張ってください(*´∀｀*)尸" リクエス なのですが末者さんにおついちさんがお願いして弄ってもらうみたいなのお願いしますm(*_ _)m (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3d50340c63 (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - 小心者さん» ふああ…よかったあ……めっちゃ心配しとったわぁ……よかったよお''お''お''お''お''お''！！ (2019年3月10日 18時) (レス) id: 774209a9b8 (このIDを非表示/違反報告)
小心者(プロフ) - まるごと林檎。さん» 生存中でございます。もうちょっと！ (2019年3月6日 23時) (レス) id: 5a995e257c (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - 生存確認！！だいじょーぶかい？！生きとる？？！！ (2019年3月3日 15時) (レス) id: db6026fd8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小心者 | 作成日時：2018年10月26日 21時
