バニーちゃん ページ15
【リクエスト】
『これはッ！！バニースーツを着なければ！！』
弟「待て待て待て待てッ！！」
『止めるな弟者！！私はバニーガールになるんだ！！』
弟「なんでそうなるの？！」
『うさ耳といえばバニーガールだろう！！』
大声を出して興奮した様子の末者
その頭にふさふさのピンと伸びた長い耳
そのお尻にふわっとぷりっとした短いしっぽ
完全にウサギさんである
兄「バニーガール…いいな」
弟「止めろよ馬鹿ッ！！」
お「いや〜でも可愛いってぇ」
ごく自然に馬鹿と言われたが
すでにメロメロ状態の兄者とおついちには届かない
止める気配などない兄者
蕩けた顔をして末者に夢中のおついち
この場にまともな奴はいないのか
声を大にして言いたくてたまらない弟者だが
他に言いたいことが多すぎて困っている
『ちょっと買ってくる！！』
弟「その見た目のまま行くつもりか？！」
『大丈夫！！アダルトショップなら目立たないから！！』
弟「そんなこと軽々しく言うんじゃありません！！」
玄関に向かう通路で攻防戦を繰り広げる二人
隙間を狙って体を動かすたびにぴょこぴょこ耳が動く
小刻みにしっぽも揺れる
それでどこをとは言わないが
鷲掴みてぇ、なんて思う野次馬がいた
お「別にいいじゃないのぉ」
兄「絶対に可愛いもんなー？」
『んんっ…ふぁ…』
ピシッ…と空気が固まった気がする
前に行くばかりで後ろがガラ空きだった末者を抱きしめて顎をこしょこしょすると
息が多く含まれた甘い声で鳴いた
『あーん、なんでやめるの気持ちよかったのに』
頬を少し紅潮させ、離れていった手を名残惜しそうに見つめた
寂しいと言わんばかりに体を兄者に擦り寄せる
兄「お前…それは、限りなくアウトに近いアウトだぞ」
たまらず兄者は顔を隠す
おねだりされたからか、赤い顔を見られたくない為か
うりうりと頭を撫でてやった
弟「だからダメなんだって！！ウサギさんだよッ？！」
お「なぁ〜にを想像してるの弟者く〜ん」
弟「黙れスケベおやじッ！！」
お「なんだと青二才ッ！！」
口が悪くなっていく弟者
負けじと言い返すおついち
『やだぁ！！うるさい！！』
立派な耳をたたんでムスッと顔をしかめながらしゃがみ込んだ
ウルッとした瞳で縮こまって見上げられたら
本物のウサギにしか見えない
あまりストレスを与えてはいけません
ウサギさんは神経質で臆病なんです
.
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小心者(プロフ) - 出雲さん» そう言ってもらえると嬉しいね！リクエストThank you！ (2019年5月22日 0時) (
レス) id: c2af5663dd (このIDを非表示/違反報告)
出雲(プロフ) - もう大好きすぎて一気に読んじゃいました！！凄い良かったです！！これからも頑張ってください(*´∀｀*)尸" リクエス なのですが末者さんにおついちさんがお願いして弄ってもらうみたいなのお願いしますm(*_ _)m (2019年5月21日 17時) (レス) id: 3d50340c63 (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - 小心者さん» ふああ…よかったあ……めっちゃ心配しとったわぁ……よかったよお''お''お''お''お''お''！！ (2019年3月10日 18時) (レス) id: 774209a9b8 (このIDを非表示/違反報告)
小心者(プロフ) - まるごと林檎。さん» 生存中でございます。もうちょっと！ (2019年3月6日 23時) (レス) id: 5a995e257c (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - 生存確認！！だいじょーぶかい？！生きとる？？！！ (2019年3月3日 15時) (レス) id: db6026fd8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小心者 | 作成日時：2018年10月26日 21時
