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慌てて片付けを済ませ、ユンギの元へ向かう。話したいことってなんだろう。
YG「撮影スタッフおつかれ。はい、ミルクティー、好きだったよな?」
『ありがとう!』
YG「どうだった、初MVプロデュースは」
『あっという間。でも、なんか全体的に充実してたし、楽しかったけど。撮影終わるまでは生きた心地しなかったな…。まぁこれから映像の編集があるから終わってはないけどね!』
YG「俺らの曲の世界観を映像にするって、簡単なようで難しいよな。今後の展開とかアルバムのコンセプトに合わせないといけないし。」
『なんか、ラップラが曲作ってる苦悩をちょっと理解できたかな…。こんなんじゃ比較にならないだろうけど』
YG「そうやって過小評価すんのやめろ。これだけの長期プロジェクトの構想を考えたんだぜ?PDニムが認めたんだ、素直に天才パン・ENUS〜♪って言えよ」
『あぁ、天才ミン・SUGA〜♪のやつか!笑
そこまで胸張って天才って自分で言えるようになるのはまだまだ先だよ。このプロジェクトが成功したらね。
これが…ある意味最後でしょ?全力でこの企画を進めないと。みんなの歌手生命かけてやろうって思ってる』
YG「そうだな…さっきも言ったけど、思い詰めるなよ。しんどくなったら俺に言え。俺だって命かけて曲作るから。死ぬ時は一緒だ。」
『うん…ユンギが死なないように見張らないとね』
YG「今回の曲、俺はお前に向けて作ってた。大衆に向けるから恋愛の曲だけど、本質は勝手に抜けようとしたお前に。他のメンバーもそうだけど…俺が…俺自身がお前に抜けられたら困る。Aがいないと…
あの時、肩怪我した時も精神がおかしかった時もAがずっと俺の近くにいてくれたから今ここにいるんだ。
俺が突き放してもうざいぐらい、離れなかった癖に何勝手に離れようとしてんだ。
今度そんなことしたら、一生お前を恨むからな。絶対すんな。」
『…あれは、本当に一人で突っ走りすぎたね。正直、怖かった。私のせいでアンチも多いし、意味のわからない記事も書かれる。覚悟してたけど怖かった。
でも、今日で全部わかった。みんなにいらないって言われても居なくなってやんない。』
YG「おう…そんなことさせねーから。
帰るか。」
やっぱり持つべきものは友達。私の新たな役割の始まりをユンギにメンバーに見てもらえてよかった。
(MJ「(車の中でも仲良くくっついて寝て…可愛いなぁ)」
(93s「…Zzz」)
(MJ「(写真撮ろっ」)
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作者名:うなす | 作成日時:2022年7月22日 0時