オタクがトリップした世界の日常

【鏡花ちゃんとショッピング】 (りんりんさん リクエスト) ページ9

ｽｺｰﾝ！








社員寮の部屋に清々しく物が何かに刺さる音が響いた









『鏡花ちゃん、それはやめよう？ね？』









鏡花「勝手に動く異能は嫌い」









そう言う鏡花ちゃんの手には箸と２本目の包丁








先ほど投げられた１本目の包丁は【夜叉白雪】の額に刺さっている









敦「きょ、鏡花ちゃん！それは危ないから！」









『そうそう、気持ちはわかるけど』









ｽﾊﾟｰﾝ！








え？









油の切れたロボットのようにｷﾞｷﾞｷﾞｯと隣を見ると、箸がダーツの矢のように刺さっていた←








『ひぇっ』









……よし、決めた









『鏡花ちゃん、明日一緒に買い物いこ？
包丁がもう使えない……』









鏡花「ごめんなさい……」









敦「あはは……」








と言うわけで明日、ショッピングモールに行くことが決定した







〜次の日〜







やって来ましたショッピングモール！←早い









私と鏡花ちゃんは荒物屋に来ている









『え〜と、包丁２本とお箸３善……』








鏡花「これ、可愛い」









そう言って見せてくれたのは兎のお箸








『じゃあ、それ鏡花ちゃんのお箸にする？』









鏡花「！ｺｸｺｸ」









鏡花ちゃんの方が可愛いと思う←









鏡花「この包丁切れ味良さそう」









『あぁ、確かに』









こんな２人は他人から見れば仲の良い姉妹に見えたかもしれない









鏡花「でも、これじゃ人は切れなさそう」←








『確かに……切るなら日本刀の方が』←









話の内容がこんなに物騒でなければの話だが…









『よし、本日の任務完了！』








すると、私の服の袖がｸｲｯとひっぱられた









『？どうかした、鏡花ちゃん』









鏡花「も、もうちょっと遊びたい…//」









ん”ん”！←
鏡花ちゃんからのおねだり、だと！？








『よし、時間もあるし……遊ぶか！』








鏡花「……うん」ﾆｺ








断る訳ねぇだろ！！








『最初どこ行く？』








鏡花「ゲ」








『ゲ？』









鏡花「ゲーム、センター……//」ﾎﾞｿｯ









何なの？この子何なの？私のこと殺す気なの？
いいよ、お望み通り今なら萌死ぬから←








そんなことを考えながら歩いているといつの間にかゲームセンターについていた

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