オタクがトリップした世界の日常

＊ ページ8

『いったぁ……』






敦「痛い……」








与謝野「何処の世界にキスひとつで結婚に続く奴等がいるんだい！国木田じゃあるまいし」←









いやいる、与謝野さん、あなたの目の前に









国木田「与謝野女医、俺を地味に引き合いに出さないでください」←









国木田さんの文句もさながら、Aが再び口を開いた









『そ、そうですよね……』









与謝野さんの鉄槌で頭が冷えて冷静になったの
だろう、皆がそう思った









『まずは、お付き合いからですよね……』









いや全くもって、そんなことはなかった←









敦「そ、そうだね、結婚は早すぎるよね
お付き合いからお願いします……」









『こ、こちらこそ……』









与謝野「いい加減にしなっ！」









ｶﾞﾝｯ









本日、２発目の鉄槌が下された









ﾌﾗｯ








ﾄﾞｻｯ








その衝撃で、２人は気を失う









その様子を見てこの気を逃すものかと先程まで
固まっていた３人が目を輝かせた









太宰「みんな、Aちゃんと敦くんはキスなどしていない」









乱歩「確かに近づいて、当たったがそこは頬だったそうだね？」







２人の威圧的な態度に事務員は頭を高速で縦に振り、他の探偵社員は引きながらも頷く








ナオミ「ですが、Aさんにもいい経験になります！」








そんな中、あきらめない者が１人








谷崎「ナオミ、この事は忘れるんだ」









ナオミ「…ですが、Aさんが将来私のお姉様になって貰うために慣れておいて損はないと思いますわ……」←









谷崎「いや、お姉様はともかくこのままだと
敦くんとAちゃんは付き合っちゃうよ？良いの？」









ナオミ「それは……わかりましたわ」









何かお姉様とか聞こえたが←









谷崎くんの熱弁によりナオミちゃんも黙らせることに成功した









次にAと敦くんが起きたとき、３人の隠蔽のかいあって、この件は夢だったという結論に至ったそうだ

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