オタクがトリップした世界の日常

＊ ページ45

『どうしたんです？２人とも……』






中也「いや……」







太宰「その……」







え、なに？もしかしてこの世で一番ブスな人とかで私つれてきてめっちゃ気まづいとか？









なに私みんなの前で公開処刑されんの？嫌だよ？






鏡花「……」







尾崎「……」







私が一人落ち込んでいると、状況を見かねたのか鏡花ちゃんと姐さんが何か目で合図をしていた








『？』









鏡花「【夜叉白雪】」








尾崎「【金色夜叉】」








「「あの紙を取って／取れ」」








主から命令を受けた夜叉達は素早く2人の後ろに回り込み








ｼｭｯ








「「あ」」








紙を取ってしまった……てか【夜叉白雪】と【金色夜叉】コンビネーションよすぎない！？









夜叉達はとった紙を鏡花ちゃんと姐さんに渡したのだが……








「「…………」」









『ねぇ、２人とも無言怖いんだけど！！お題なんなの！？ねえ！？』









無言が一番怖いんだって！！









すると、２人は少し考える素振りをしてからゆっくり口を開いた








鏡花「“運動神経がいい人”」







太宰「え？」







尾崎「“金色の瞳の者”じゃな」








中也「は？」








ん？２人どうしたんだ？







梶井「運動神経がいい人、金色の瞳の者、どっちも合格かな？」









『あ、確かに運動神経がいい自信はある、それに私は金色の瞳だよ』








運動神経がいい自信があるなんて前世では言えなかった言葉だ……








梶井「じゃあ、合格！！で点数はどうなった〜？」








探偵社「１４」・マフィア「１３」








梶井「マフィア惜しい！一点逆転できず！！」








梶井さん、実況者の才能があると思った今日この頃←







借り物競争が終わったあとも運動会は続く、

乱歩さんにパン食い競争であり得ない早さを見せつけられたり

森さんと社長が騎手になった騎馬戦が繰り広げられたり(双方の組織がめっちゃ緊張した一戦)

ちなみにそれぞれの騎馬は探偵社が国木田さん、谷崎くん、敦くん

森さんが中也、立原、梶井さん……


他にも大玉転がしで再び賢治くんの怪力が発揮したり、身体的にも精神的にもくる運動会になった





梶井「全種目終了〜……得点は？」








探偵社「２７」・マフィア「２６」






お！！






森「負けてしまいましたか……」








福沢「いい勝負だったな」

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