オタクがトリップした世界の日常

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『あ、これは？』






芥川「それは、銀が着ているのを見たことがあるぞ」







購入済か……








『じゃあこっちは？』









私が渡したのは白い清楚系のワンピース








『銀ちゃんに似合うと思うんだけど』









芥川「ふむ……よし、これにしよう」








そう言って龍はそのワンピースを２、３着とってレジに向かった









……私は知らない、龍が何か黒いカードで支払ってたなんて私は知らない、落ち着け、私は何も見ていない









芥川「ありがとな、茶でも飲んでいこう」








『あ、うん！』








今さらだけど、よく指名手配犯が(変装しているとはいえ)街中堂々と歩いて見つからないよね








ｷﾞｭ









龍はもう、当然のごとく私の手を握る









ｶﾗﾝｶﾗﾝ








「いらっしゃいませ」








『えっと……アイスコーヒーとこの無花果ケーキ、２つずつください』








「かしこまりました」









ふと、隣を見ると無花果ケーキが嬉しかったのか龍の回りにお花が飛んでいた←









ん？気のせいかな？お花が飛んでるなんて…←









「お待たせしました、無花果ケーキとアイスコーヒーでございます」








『わぁ！ありがとうございます』








私が店員さんにお礼を言うと龍が口を開いた









芥川「今日はありがとうな、付き合ってくれて
銀も喜ぶだろう」







何だかんだで龍も妹思いのいいお兄ちゃんだね








『全然！楽しかったし！それよりこの無花果ケーキ美味しそう……』









私は無花果ケーキを夢中でﾓｸﾞﾓｸﾞと食べた
だから気づかなかったんだ









？？「あれって……Aさんと…え！？」








？？「あれは……芥川と……おや、何と！」








この光景を見られているということに









〜次の日〜






ｶﾞﾁｬ







『おはようございます』







「「Aちゃん！／Aさん！／A！」」








はい！？え、何事？








与謝野「昨日、デートしてたそうじゃないか」







『デート！？』








ナオミ「私、見ましたわよ！Aさんと…芥川という男性が一緒にお茶しているところを！」








え、え！？あれ、見られてたの？








『いや、確かにお茶はしたけど…あれは違うんだって！』







ナオミ「いいえ！あれは正しくデートでした！」








ナオミちゃんっ！！？

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