【文スト】オタクがトリップしたらチートで愛されました

異能力２０ ページ22

国木田「８月某日入電。
“お宅の社員さんが海岸の漁業網に引っ掛かってるんだけど引き取ってくんない？”」





敦「『……』」





国木田「９月某日入電。
“うちの畑に変な人が埋まっとったんじゃが
そちらの同僚さんかのぉ？”」






敦「『えぇー、』」





国木田「同月某日入電。
“うちの飲み代のツケ、ちゃんと払ってくださいね！半年分です！！”」







太宰「そ、そんな馬鹿な……国木田くんがこんなにも物真似が上手いなんてーーー！！」








国木田「貴様ぁーー！人を愚弄するのも大概にせんかーー！！」







敦「この人に仕事を斡旋してもらって本当に
大丈夫なのだろうか……」







『いや大丈夫じゃないでしよ、それに忘れてるかもしれないけど此処、街のど真ん中だよ』








街のど真中でしばかれてる人に仕事を斡旋って
不安にも程があるでしょ








国木田「おぉそうだ、太宰の馬鹿を相手にして一分も無駄にしてしまった。探偵社に急ぐぞ！」







太宰「なんで？」







国木田「緊急事態だ。爆弾魔が人質をとって、
探偵社に立て籠った」






太宰「！」






敦「爆弾魔…！？」








『爆弾魔ねぇ…』







___________
______
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そのあと、敦と私は何故か探偵社に連れていかれた






いや、敦くんはわかるよ これ敦くんの入社試験だしね？ならば何故私まで？






『敦くん、君が今思ってること当てて見せようか、どうして此処にいるんだろう的なことでしょ？』






敦「うん、やっぱりAちゃんも？」






『うん』






爆弾魔「嫌だ…もう嫌だ…全部お前らのせいだ武装探偵社が悪いんだ…社長はどこだ………早く社長を出せ！でないと爆弾でみんな吹っ飛んで死んじゃうよ」






いやぁ谷崎くん演技うまいなぁ、でも時々ナオミちゃんを気遣うような視線送ってる……
あれじゃ、プロ相手ならバレちゃうね。






太宰「怨念かぁ…面倒なタイプだね」






国木田「犯人はよほど探偵社に怒り心頭らしい」





敦「役に立ちそうもないので帰っていいですか？」






『右に同じく』







いいアングルで推しの写真とりたいんだって←






太宰「うちは色んな処から恨みを買うからね」






敦「『無視ですか』」







ひどいな







太宰「それにあれ、高性能爆薬だよ
犯人のいう通りあれが爆発したらこのフロアくらい簡単に吹き飛ぶね」





敦「そんな…」

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