異能力19 ページ21
太宰「君も立派な異能力者じゃないか」
敦「…確かに、虎に変身するのは異能力ですが…」
逆に異能力じゃなかったらなんなんだって話に
なるよね
敦「僕はその異能力をまったく制御できません。ただ無自覚に変身してしまうだけで、自分の意思で虎になることはできないんです」
太宰「…これからどうするつもりだい?」
敦「なんとか僕に出来る仕事を探してみようと思います。そう簡単に見つかるとは思いませんが…」
太宰「…君に出来そうな仕事に心当たりがある」
敦「え……」
太宰「良ければ斡旋してあげられるが?」
敦「本当ですか!?よろしくお願いします!」
笑顔の敦くん、尊い…
太宰「今から向かうのはその仕事を紹介してくれる保証人さんのところだよ、必ず君のことを気に入ってくれると思う」
『太宰さん』
太宰「なんだい?Aちゃん」
『どうして私をそこに連れていくんですか』
連れていくのって絶対探偵社だよね!?
太宰「いやぁ、Aちゃんもいたほうが敦くんも緊張しないかなぁって」
調子いい嘘は吐きがって!
敦「あの、太宰さん その仕事って…」
太宰「ついてからのお楽しみ。
ま、ちょっとした試験はあるかも」
敦「え!し、試験!?」
太宰「敦くん、字書ける?」
敦「一応…読み書きくらいは」
太宰「なら、大丈夫だよ」
敦「ほー」
いや、普通読み書きできても試験は難しいよ!?
太宰「君なら大丈夫だ、私が保証する」
敦「助かります!」
太宰「あっはっはっ、感謝したまえ!私に任せておけば万事、大丈夫!!なぜなら私は太宰、社の信頼を一身に浴する男なのだから!」キラ
国木田「こんな処におったか太宰!この、
包帯無駄遣い装置がー!」
太宰「ぐ、ぐぁぁぁーーー!!」
【包帯無駄遣い装置?!!・・・ちょっと傷ついた。】
『ほ、包帯、無駄遣い装置?』
太宰「…く…国木田くん、今の呼び名やるじゃないか…」
国木田「誰が“社の信頼を一身に浴する男”だ。お前が浴びているのは文句と呪いと苦情の電話だ!」
【文句と呪いと____苦情の電話?】
太宰「ええー、私がいつ苦情なんて受けたのさー」
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クローバー - すごく面白くて一気読みしてしまいました!!これからも楽しみにしております!! (2022年3月16日 15時) (レス) @page20 id: 3b7ae8b837 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 超面白かったです!!!!1話から一気に読んじゃいましたwww更新楽しみにしてます! (2021年11月6日 22時) (レス) id: 0ccffa4196 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - レッドウルフさん» 福沢さんの初登場のトコっすよ!! (2019年12月7日 16時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - れおさん» あ、あとスミマセン……それ、どこのことでしょうか……?わからなくって…←おい (2019年11月4日 15時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - れおさん» スミマセン!ご指摘ありがとうございます!はい!更新頑張ります! (2019年11月4日 15時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レッドウルフ | 作成日時:2019年5月19日 17時