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ci「俺もちゃんと改めて自己紹介しますね！」
そんな心を吹っ切らせるような明るい声が私の頭上からかかった。顔を見るように上を向くのでチーノと私の身長差が分かりやすいことだろう
ci「チーノ・ガオナァです！役職は諜報役と中距離部隊の副隊長してます！！これからはA様のお世話係もやるつもりで_「はぁ？」
世話係。チーノが何気なく言ったつもりであろうそれは、誰がどう考えても幹部という立場の人間がやることではない
けれどそのことを私が言及する前に、チーノのセリフはトントン様の突発的な声と「お前なぁ…」という呆れ交じりな言葉によって遮られる
tn「仮にも幹部である人間が約２年ぶりに国帰ってきてやることが他人の世話？阿呆かｯ！まずは報告書に顛末書！次に自分の部隊の育成と書類業務！やること山積みなのに人の世話焼いとる場合ちゃうやろｯ！？」
ci「い、いやぁ〜でもA様も色々と勝手を知っている人間が近くにいる方が安心できるんじゃないかと！ね！そう思いませんか、A様！」
『えっ、？えっと…』
正直、私に同意を求めないで欲しい
確かに、私のことを一番支えてくれていたのはチーノであったしそんな彼が隣にいるのはいつもとても心強かった
けれどそれは曲がりなりにも彼が私の従者であるという立場であったからだし、今のチーノは一国の幹部なのである。そんな彼に私の世話をさせるなど言語道断であろう
『申し出はありがたいのですが、チーノ様のお手を煩わせる訳にはいきませんので』
ci「………え、」
そういう意志を含めた上での発言だったのだが、私は何かを間違えたらしい。驚くほどの沈黙が訪れたあと、チーノは一言かすれた声を発した
『チーノ様？』ともう一度声をかければ、止まったばかりだった彼の橙色の瞳からポロポロポロと大きな水滴が零れ始めたのだ
shp「…チーノ？」
ut「なっ、急にお前どした！？」
ただ、先程と一つだけ違うのは大きな声をあげるでもなく静かにただただ涙を流すチーノ。私は彼に何をしてしまったのかと脳をフル回転するが、分からない
なんでチーノは泣いてるの？私が何かしてしまったのよね。ごめんなさい、でも何を間違えてしまったのかわからないの、泣かないで
戸惑っている私をジッと涙を流しながら見つめるチーノは、涙を拭う様子もなくゆっくりと口を開いた
ci「やっぱ、A様は俺のこと嫌いになったん？」
『え…』
ci「やっぱ騙したから？ごめんな、謝る、謝るから…そんな風に俺を呼ばんで…いつもみたいに“チーノ”って呼んで…」
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くろいるか - え”、下書き中やーーーん (2022年10月11日 16時) (
レス) @page50 id: ebfe8bc644 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主綺麗だよね〜絶対！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月10日 17時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 新作!!!楽しみにしてます、頑張って下さい! (2022年10月8日 23時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - そして、emさんも好きになってしまうというジレンマ...君は保護者ポジかな?それとも恋愛対象ポジかな?どっちなんーだい??! 頑張って下さ〜い! (2022年9月29日 21時) (レス) @page49 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - emさん動揺し過ぎだね…無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月28日 7時) (レス) @page49 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2022年5月23日 12時
