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zm「んな芸当ができるのは相当の手練やと思って上から誰やろって覗いたんやけ…ど」
『落ちた、と』
zm「い、言わんどいてくれます…？この服、固くて動きにくかってんもん、しゃあないやん」
自分でも阿呆だと思うことを真正面から言われて恥ずかしくなる。それに落ちたのは覗き込んだからではなくアンタに見惚れたから…で……
zm(ぇ、見惚れた…？)
自分自身でも気づかないくらい自然に考えたことを反芻する。そうだ、別に俺は下を覗き込んだ拍子に落ちた訳では無かった、流石にそれくらいでバランスを崩す鍛え方もしていない
落ちたのは、あの一瞬
今目の前で俺を見ている女にしか瞳に写らなくなってしまったからで…
zm(な、なんやそれ…！)
自分で考えていてどんどん恥ずかしくなってくる、いつもならばフードを目深に被れば顔を隠せるのに…今はそれがないのがもどかしい
『…でも、私はちゃんと居ますよ』
頭がぐるぐる回ってしまうような感覚に陥りそうになった時、彼女の言葉で現実に引き戻される
ふと、彼女の気配が戻ってきていることに気づきながらも、俺は一度深呼吸をしてから何気なくいつも通りを装って言葉を返した
zm「せやねんなぁ…消えたかと思ったんに、お前なんか訓練でも受けてるん？」
『いえ、特には』
マジか。訓練も何も受けてない、しかも社交界に呼ばれるような女があそこまで気配を消すことが出来るのか
顔の火照りが少しずつ引いてくると同時にそう考える。本当にこの女は何者なのかと
『ゾム様、』
すると、唐突に彼女の口から自分の名前を呼ばれた。きちんと瞳を相手に向ければ彼女は真っ直ぐとこちらを見ている
zm「ん？なんや？」
『あ、いや…』
と、思えば直ぐに顔ごと逸らされた。何なんだ？といつもの癖でパーカーのポケットに手を入れようとした手を止め俺は首を傾げる
そして何気なく今まで俺を見てくれていた彼女の瞳を覗き込むようにすると
zm(ん？)
その瞳から何故か少しずつ光が失われていくような感覚になる、今目の前の女が何を考えているのかはわからない
でも、瞳から光が無くなっていくのと同じようにまた…彼女の気配が消えていくような気がして
ｶﾞｯ
『えっ？』
zm「また……またや、また気配消えた。でも居るんよなぁ…なんでや」
あ、話しかけたことで瞳に光も灯ったような。そう思うのと瞳を確かめようと自分の手を彼女の頬に添えたのは同時だった
『あ、の…』
zm「んぇ？あｯ？！す、すまん、またやってもうた…！」
やらかしたと再び気づくのも
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くーね(プロフ) - すいません勘違いかもしれませんほんとにすいません (5月13日 13時) (
レス) id: a173ffbdec (このIDを非表示/違反報告)
くーね(プロフ) - ぱくりと思われる作品を見つけましたのでご報告させていただきます。他界隈なのですが、内容が類似していますので、あとタイトルがあまりに似すぎているという点から。bibiをカタカナで作者検索をして頂きますと、上の方に見つかります。1度ご覧になられて欲しいです (5月13日 13時) (レス) id: a173ffbdec (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - イヴさん» イヴ様ご指摘ありがとうございます…！申し訳ございませんでした、何故ロシアと書いたのでしょう…きっと私のその時の気分がロシアだったんだと思われます((( 設定込みで再記述させて頂きました！本当にありがとうございます！ (2022年10月22日 23時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - 初コメですいつも楽しく読ませてもらっています! 一つどうしても気になることがあって、25話（26ページ）の外国語の文なのですが、おそらくロシア語ではなくドイツ語だと思うのですが…… (2022年10月22日 22時) (レス) @page26 id: 3c45d8534d (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - ｴﾘﾝｷﾞさん» レスを忘れていて本当に申し訳ありません…！！そうですね、少し参考にしていますw 感情移入してくれて私としても嬉しいです、ありがとうございます…！ (2022年8月21日 16時) (レス) @page2 id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2021年7月26日 12時
